GACKT、ライブ会場セキュリティに問題提起「一人の異常者がすべてを台無しにすることも」

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2025年02月19日 09:42  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

GACKT(2024年7月撮影)

ミュージシャンGACKTが19日までにX(旧ツイッター)を更新。ヴィジュアル系バンド「LAREINE」や「Versailles」のボーカリストで知られるミュージシャンのKAMIJOが、ライブ中に体調不良を起こした出来事を受け、問題提起した。


全国ツアー開催中のKAMIJOは、15日の広島公演のアンコール中に体調不良を起こして、終演後の特典会が急きょ中止に。翌日、所属事務所が公式Xで「広島公演にて入場をお断りしている人物が偽名で入場してしまっておりそれに気づいたKAMIJOが混乱し、急激な眩暈と吐き気、過呼吸を起こしました」と、“出禁”のはずの人物が入場していたことが原因だと説明していた。


GACKTは「こういうことは今後もきっと起こる」と言及し、「KAMIJOが倒れたのも、よほどの事情が過去にあったのだろう」と推察。「問題は、ライブ会場だけでなく、講演会や記者会見でも身分確認なしに入れる古い習慣。過去には殺傷事件さえも起きているが、この体質はほとんど変わっていない。ペンネームで仕事をしている人たちは身分の確認のしようもない。ライブ中に演者や観客が事件に巻き込まれ、命を落とす例もある。だが、エンターテイメント業界では予算が削られ、セキュリティーは後回しにされがちだ。頭がおかしい連中は増えてるのにな」と指摘した。


続けて「みんなだって安全にライブを楽しみたいだろ?」と問いかけるとともに、「でも、たった一人の異常者がすべてを台無しにすることもある。ボクのライブでも、ライブを中止させるような問題を起こしたヤツがいた」と自身の経験も踏まえ、言及。


「これはエンタメ業界全体の課題として、真剣に向き合うべき問題。大きな課題として受け取ってもらいたい。事故が起きてからじゃ遅いんだ」と訴えた。

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