JR東日本のロゴ 19日午前9時40分ごろ、東北新幹線の宇都宮―那須塩原間を走行中の下り「やまびこ53号」(17両編成)が、パンタグラフの不具合で緊急停車し、東京―仙台間の上下線で午後1時10分ごろまで運転を見合わせた。再開後の同3時ごろにも新白河―郡山間を走行中の下り「やまびこ57号」(10両編成)が台車異常で緊急停車。東京―仙台間で約1時間半にわたり再び運転を見合わせた。JR東日本が詳しい原因を調べている。
計約5時間に及ぶ2度の運転見合わせで、東北、山形、秋田各新幹線で運休や遅れが多数発生し、少なくとも約3万7000人が影響を受けた。
同社によると、やまびこ53号は別のパンタグラフに切り替えて那須塩原駅まで走行後に点検を行い、不具合の起きたパンタグラフに損傷が見つかった。
やまびこ57号は、運転台で台車に異常を知らせる表示が点灯して停車。運転士が目視で点検した後、速度を落として郡山駅まで運転した。