2024年度JMSアワードは国内二冠の坪井翔が受賞。SF公式テストの合間にささやかな授賞式

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2025年02月19日 14:00  AUTOSPORT web

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2025スーパーフォーミュラ鈴鹿公式テスト 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
 モータースポーツイベントを取材するジャーナリスト、専門誌編集者などにより組織されるJMS日本モータースポーツ記者会は、2024年度JMSアワード受賞者の選考を行った。2024年度のアワードには、全日本スーパーフォーミュラ選手権およびスーパーGTでダブルタイトルを獲得した坪井翔が選出された。

 JMSアワードは、その年のモータースポーツ界において顕著な活躍をし、将来有望な選手に贈られるもの。以前には勝田貴元や角田裕毅、山本尚貴、そして宮田莉朋といったそうそうたるドライバーが受賞している。

 そんな2024年度JMSアワードを受賞した坪井だが、今年1月に開催されたJMS表彰式への参加が叶わなかった。そこで、2月18〜19日に鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権公式テストの合間を縫って、JMS会長である高橋二朗氏から坪井へ、直々に表彰の盾が贈られることになった。

 実は坪井にとって、JMSアワードを受賞したのはこれで2度目。はじめての受賞は2015年、FIA-F4選手権で7勝を挙げ初代チャンピオンに輝いた年以来となる。

 2度目の受賞となった坪井は「FIA-F4の時から9年ぶりに受賞できたので、再びこの賞を頂けたことを嬉しく思います」と笑顔を浮かべ、喜びをあらわにした。

「(JMSアワードを)受賞したことでまた自信とモチベーションにつながると感じています。残念ながら(1月のJMS)表彰式には行けなかったので、その実感がないままここまで来てしまったのですが、改めて受賞できたんだなと感じられました」

 過去に受賞した角田といった名だたるドライバーたちの仲間入りができたのではという質問について、「初の受賞はF4に乗っていた頃、まだまだステップアップの途中であったんですが、こうしてトップカテゴリーでアワードが獲れたことにより、正真正銘“一番速く強いドライバー”であると証明できたと思います。そこに“仲間入り”できたことも、とても嬉しく思います」と語った。

 2025年の坪井は、スーパーフォーミュラとスーパーGTの両タイトルでタイトル連覇が達成できるか注目の一年となる。これからの坪井のさらなる飛躍に期待したい。

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