PONOS RACINGが2025年参戦体制を発表。スーパーGTはマシンカラーと使用タイヤが変更に

PONOS RACINGが2025年ス―パ―GT GT300クラスで走らせる『PONOS FERRARI 296』

　2月19日、ポノス株式会社が運営するレーシングチームのPONOS RACINGが、2025年シーズンのレース活動計画を発表。2025年はスーパーGT GT300クラスをはじめとする計5カテゴリーに参戦することをアナウンスした。

　2023年5月に発足したPONOS RACINGは、2024年にスーパーGTのGT300クラスへ参戦を皮切りにモータースポーツ事業を本格始動し、迎えた2025年についても引き続き複数カテゴリーへの参戦を継続する。

　その筆頭となったスーパーGT GT300クラスは、総監督をポノスの代表取締役である辻子依旦が、監督は小河原宏一が務め、ドライバーにはケイ・コッツォリーノとリル・ワドゥのふたりが続投されることが決まった。

　使用するマシンもフェラーリ296 GT3と継続となるが、使用するタイヤが住友ゴム工業株式会社製ダンロップタイヤとなり、昨年のミシュランタイヤからは変更となっている。2月6日に富士スピードウェイで行われたGTエントラント協会主催の合同テストでも、PONOS RACINGがダンロップを使用している場面が確認されており、実際に今季の発表に繋がったかたちだ。

　そして、2024年はマットグレーカラーとなっていたマシンカラーリングがブラックへとチェンジ。2023年のル・マン24時間レースにケッセル・レーシングとともに出場した際に使用していた配色に近い一台に仕上がった。ポノスが開発するスマートフォン向けオリジナルゲーム『にゃんこ大戦争』のロゴは、ルーフ上に大きく配置され、マシンサイドのリヤタイヤ付近にもイラストが確認できる。

　さらに、同型のGT3マシンを使用してGTワールドチャレンジ・アジア（GTWCA）の日本国内選手権であるジャパンカップや、インターコンチネンタルGTチャレンジ（IGTC）の第4戦として復活する鈴鹿1000kmにも参戦する。

　GTWCAのジャパンカップについては、2025年は4大会8ラウンドで行われる予定となっており、マシンはフェラーリ296 GT3を使用し、ドライバーは辻子とコッツォリーノのペアが務める。ふたりは、鈴鹿1000kmにもエントリーをする予定であり、こちらは第3ドライバーとして山﨑裕介を起用してのトリオ参戦となる。

　また、フォーミュラカテゴリーでの活動についても同時に発表され、2025年はFIA-F4選手権とフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ（FRJ）への参戦を行う。

　6大会14ラウンドにて行われるFIA-F4でのドライバーについては、2024年11月30日までを募集期間としていたフル参戦ドライバーオーディションを経て、洞地遼大と迫隆眞のふたりの起用が決定。そして、6大会15ラウンドにて開催されるFRJでは、大宮賢人を起用しての1台体制となる。

　2024年が参戦1年目となったスーパーGT GT300クラスでは、スポーツランドSUGOで行われた第6戦で2位表彰台を手にするなど、印象的な初年度を戦ったPONOS RACING。継続のドライバー陣とともに臨む2025年は、待たれるGT優勝に期待が集まる一年となりそうだ。

PONOS RACING 2025年スーパーGT チーム情報
クラス：GT300
総監督：辻子依旦
監督：小河原宏一
ドライバー：ケイ・コッツォリーノ／リル・ワドゥ
参戦車両：フェラーリ296 GT3
タイヤ提供：ダンロップタイヤ

PONOS RACING GTWCAおよびIGTC鈴鹿1000km チーム情報
ドライバー：辻子依旦／ケイ・コッツォリーノ／山﨑裕介（※鈴鹿1000kmのみ）
クラス：GT3 Pro-am
参戦車両：フェラーリ296 GT3
タイヤ：ピレリ

PONOS RACING FIA-F4選手権チーム情報
アドバイザー：小河原宏一
エンジニア：小暮聡、山田奉人
ドライバー：洞地遼大
ドライバー：迫隆眞

PONOS RACING FRJ チーム情報
アドバイザー：株式会社トムス
エンジニア：株式会社トムス
ドライバー：大宮賢人

PONOS RACINGが2025年参戦体制を発表。スーパーGTはマシンカラーと使用タイヤが変更に

ピックアップ

新着のニュース

注目のニュース

スポーツ

ランキングスポーツ

アクセス数ランキング

話題数ランキング

困ったときには