スマートフォンゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の画面=米ニューヨーク 【シリコンバレー時事】米ブルームバーグ通信は18日、人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を開発した米ナイアンティックが、同ゲームを含むビデオゲーム事業の売却について、サウジアラビア系企業と協議していると報じた。売却額は約35億ドル(約5300億円)という。
交渉先は、サウジ政府系ファンドの子会社サビー・ゲームズ・グループが買収した米スコープリー。2011年創業で、「モノポリーGO」などのモバイルゲームを展開する。サビーはスコープリーを通じ、この分野の強化を進めている。
一方、ナイアンティックは米グーグル内で起業され、15年に独立。翌16年にスマホの位置情報を使って散策しながら「ポケットモンスター」を収集できるポケモンGOを開発、脚光を浴びた。ただ、後続アプリの開発に苦戦し、近年は人員削減を余儀なくされていた。