『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ)が2月18日、「日本を震撼させた2日間 ホテル大火災&飛行機墜落事故2️時間SP」として、’82年2月8日から9日に相次いで発生した「ホテルニュージャパン火災」と「日本航空350便墜落事故」を取り上げた。
’82年2月8日未明、東京・赤坂にあったホテルニュージャパンで発生した火災。直接の原因はイギリス人宿泊客のタバコによる失火だったが、利益優先のため防火管理体制を怠った経営などにより、死者33人という最悪の結果を招いた。
経営者の横井英樹氏(享年85)は防火および消火設備の維持管理や従業員に対する指導を怠り、被害を拡大させたとして刑事責任を問われ、業務上過失致死傷罪により禁錮3年の実刑判決を受けている。
そんななか、SNS上では横井氏の”孫”で、 日本のヒップホップシーンを牽引してきた人気ヒップホップミュージシャンのZeebra(53)にも注目が集まっていた。
「ホテルニュージャパンの火災は当時、大々的に報道され、経営の杜撰さだけでなく、火災後の横井氏の保身を図ったかのような言動にも厳しい目が向けられました。
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当時、慶應義塾幼稚舎に通う小学生だったZeebraさんは学校でいじめられ、『人殺しの子ども』と呼ばれたこともあったそうです。インタビューなどで、祖父のしたことは理解しながらも子どもながらに不条理を感じたと明かしています。
同時に、自伝で『もしもじいさんが世の中に対して作った負があるとするならば、別の何かでプラスにできないだろうかということは考えている』『公のために何かをしたいっていう意識は、その“負”から生まれている気がする』と自身のあり方にも影響を与えたと明かしており、現在ではチャリティーソングを出すなどして”いじめ撲滅”の活動も行っています」(芸能リポーター)
’19年にテレビ番組が横井氏について取り上げたところ、放送後にTwitter(現X)で《祖父が取り返しのつかない事をしたのは自分の運命です。ご迷惑を掛けた方には申し訳ない気持ちしかありません。自分はその分少しでも善行が出来ればと思って生きてます》と投稿していたZeebra。
家族の過去は変えられなくとも、自分の生き方を通じて世の中にポジティブな影響を与えようとする姿勢は、多くの人に希望を与えるだろう。
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