嶋崎斗亜に市川團十郎の洗礼 ツッコミ、観劇やんわり拒否も「前に進む力うらやましい」

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2025年02月19日 18:07  日刊スポーツ

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「SEIMEI」に出演する嶋崎斗亜(撮影・阪口孝志)

歌舞伎俳優市川團十郎(47)、Lilかんさい嶋崎斗亜(21)が19日、大阪市のオリックス劇場で開幕した舞台「JAPAN THEATER『SEIMEI』」(24日まで)の公開ゲネプロ、取材会に出席した。


時は平安。安倍晴明(團十郎)は平安京の四方を守護する朱雀、青竜、白虎、玄武の4神を召喚し、都の結界を守るよう命じる。しかし、朱雀(嶋崎)は清明を裏切り、清明を討つことを誓う。


嶋崎は團十郎のすごさを聞かれ「稽古の場に入ったときと普段の楽屋の感じのスイッチがしっかりされている。舞台稽古時は團十郎さんがいらっしゃると、僕もすごい身が引き締まります」と持ち上げたが、團十郎から「普段は締まってないの?」とツッコミをくらてしまった。


慌てて「いや、締めます、今後は。頑張ります」と立て直すも、「今後は?今までは締めてなかった?」と追い打ちをくらい、「締めてるつもりやったんですけど詰めが甘かったです」とうなだれた。


嶋崎は團十郎との距離を詰めるため、一緒に新喜劇に行きたいと希望しているがまだ実現していないという。


「僕はいつでも待ってます。公演も毎日ありますし終わったら。お忙しくもされていると思いますので、ぜひお時間があれば…」と話すと、團十郎は「あ、そうですか。わかりました」


これに、嶋崎は「え、いいんですか?」と食い気味に反応したが、團十郎は「分からないです」と素っ気ない返事。


なおも、「ちょっと今日はやることないよみたいな時があったら」と食い下がる嶋崎に、「だいたい、やることあります」と冷たく突き放して反応を楽しんでいる様子だった。


團十郎は嶋崎について「前に進む力。若いときの自分もそうだったなっていうのは思い出してうらやましい」と視線を向けていた。


舞台は脚本を今井豊茂氏、演出を広井王子氏、楽曲はLUNASEAのSUGIZO、神楽振付をケント・モリ氏とそうそうたるビッグネームが並ぶ。團十郎は「才能を感じますよね。歌舞伎の舞台ですと、伝統文化の中で枠からはみ出る行動はないんですけど、今回は音も動きも演奏も歌舞伎とは別の空間で、世界で活躍されてる方が力を貸してくださる」と感謝していた。

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