片岡愛之助3カ月ぶり公の場、妻藤原紀香の存在「身に染みた」叔父仁左衛門は「早い回復で驚き」

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2025年02月20日 05:31  日刊スポーツ

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「通し狂言仮名手本忠臣蔵」の上演を前に泉岳寺にお参りに訪れ、取材に応じる片岡愛之助(撮影・千葉一成)

昨年11月末に京都南座で舞台稽古中、舞台装置と接触し上顎、鼻骨骨折の重傷を負った片岡愛之助(52)が19日、3月の舞台復帰に向けて約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。東京・泉岳寺で、片岡仁左衛門(80)尾上松緑(50)と、「三月大歌舞伎」(同4〜27日、東京・歌舞伎座)で上演する「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」のため墓参と法要を行った。墓所には3人が演じる大星由良之助のモデルになった赤穂藩の大石内蔵助が眠っている。


舞台は昨年11月「立川立飛歌舞伎」以来。愛之助は「大きな舞台で復帰させていただくこと、このようにありがたいことはございません。しっかり千秋楽までつとめたい。大丈夫でございますので、安心して見に来てください」と話した。


手術、休養中を振り返り、傷のしびれで心が晴れなかったこともあったそうだが「目標があると頑張れると前向きに過ごしていました」とした。妻で女優の藤原紀香(53)について聞かれると「(存在が)身に染みました。横にいてくれることで本当に心強かったです」と感謝した。


叔父である仁左衛門は「本当に早い回復で驚きました。ここまできれいに治った。前より良くなったんじゃない? 精神力に頭が下がります」と愛之助を見やり、松緑も「久しぶりに会ってほっとしましたし、うれしかったです」。


由良之助を初役でつとめる松緑、愛之助に対し、仁左衛門は「由良之助の心を、型でなく心でつとめてほしい。まあ、大丈夫です」と言うと、松緑は「教われることをすべて教わって吸収したい」、愛之助も「しっかり叔父を見習い、教えていただき、盗み、1カ月つとめたい」と語った。【小林千穂】

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