回収済み燃料デブリを公開=研究施設で分析進む―JAEA

10

2025年02月21日 00:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

報道陣に公開された、東京電力福島第1原発2号機から採取された溶け落ちた核燃料(デブリ、容器中央)=20日午後、茨城県大洗町
 東京電力福島第1原発2号機から取り出された、溶け落ちた核燃料(デブリ)の分析を進めている日本原子力研究開発機構(JAEA)は20日、茨城県大洗町の研究所で、デブリと分析施設を報道陣に公開した。

 公開されたデブリは0.1グラムほどの重さ。放射性物質を遮蔽(しゃへい)できる部屋の中で、円形容器に入れられており、肉眼でようやく確認できる大きさだった。

 昨年9月開始の試験的取り出しで、同11月に採取されたデブリは縦約9ミリ、横約7ミリで、重さは0.693グラムあった。

 JAEAは電子顕微鏡などで表面にある元素を調べ、デブリを複数片に切断。結晶構造などを詳しく調べるために大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)を含む4カ所の研究施設に分配している。

 各施設で半年から1年程度かけて詳細に分析を進め、本格的な取り出しに向けた研究に役立てる。

 東電は2回目の試験的取り出し作業について、早ければ3月ごろ着手する方針としている。 

このニュースに関するつぶやき

  • コレはサザビーズで高値で売れそう。少しでも売っぱらって避難してる方々にキャッシュバックするべき
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(7件)

ニュース設定