『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(C)1990 Universal City Studios 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』が、きょう21日放送の日本テレビ系『金曜ロードショー』(後9:00〜後11:19※25分拡大)で放送される。新たな吹き替え版となり、マーティ・マクフライを宮野真守、“ドク”ことエメット・ブラウンを山寺宏一が担当する。それに先立って、クララ・クレイトン(メアリー・スティーンバージェン)役の朴ロ美からコメントが到着した。
【写真】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』吹き替えを担当者ら 公開から40年を迎えた同シリーズは、タイムトラベルをテーマとしたSF映画。高校生のマーティとマッドサイエンティストなドクが、ドクが発明したタイムマシンによって引き起こされるさまざまなトラブルを解決しようと奮闘する。時代の差が醸し出す面白さを描いた今作は、フリとオチ、伏線回収の見事さなど、映画の楽しみが詰まった不朽の名作として親しまれている。
朴が演じるクララは、PART3の重要人物。ドクがタイムトラベルした1885年で、ドクと恋仲になる教師であり、SF作家ジューヌ・ベルヌの愛読者で、ドクをも感心させるほどの宇宙や天文学に関する知識を持つ。
【コメント全文】
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は“普遍性”を感じる作品だと思います。40年前に作られたものだなんて信じられないほど今見ても面白い!ほとんどCGが使われていない分、リアルな手作り感がほとばしっていて画面からパワーを感じます。
当時、見て熱狂した人たちにとっては堪らない記憶をまさぐられると思いますし、今回、初めて見る人でも、どの世代でも、家族みんなで手に汗握りながら没入して楽しめてしまうところが、この作品の時の流れを感じさせない、普遍的な魅力なんだと思います。
――クララを演じて
クララは、教養と慎み深さがありながらも、自分の正義をしっかり持ち、信じたものへ真っ直ぐ向かっていける行動力のある、とても先進的な女性。そこをしっかり意識して演じてみました。
印象的なシーンは、やっぱり、クララとドクが最初に出会うシーンですね。生命の危機的状況の中での出会い。そこからどうやってそんな純愛な恋愛に発展していくの?という、吊り橋効果を超えた描き方がとても印象的で大好きです。あと、視聴者として見ていた私の中では、ドクはやっぱり「ドク」なんですが、クララは、ドクのことを「エメット」って名前で呼んでいるのが、すごく好きなところです。
今回、こうやって新吹替版で、また新たなドクとマーティが生まれ、新しい『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が誕生したと感じています。どの世代も一緒に手に汗を握りながら、ぜひ、ご家族そろって楽しんでいただけたらなぁと思います。