ハミルトンは有力な優勝候補ではないという意見に対し、ノリスが反論「彼を疑う人は少し愚かだ」

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2025年02月21日 06:40  AUTOSPORT web

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フィオラノで2025年型マシン『SF-25』のシェイクダウンを行ったルイス・ハミルトン(フェラーリ)
 マクラーレンのランド・ノリスは、フェラーリでの最初のシーズンにおけるルイス・ハミルトンのパフォーマンスを過小評価するのは間違いだと明言し、ハミルトンには極めて意欲的になる十分な理由があり、2008年から2020年の間に記録的な7度の世界タイトル獲得に貢献したスピードを彼が少しも失っていないことを指摘した。

 過去3シーズンにおけるハミルトンのグランプリ優勝はわずか2回で、2024年シーズンの予選ではチームメイトのジョージ・ラッセルが優位に立っていた。そのため、一部の解説者やかなりの数のファンは、ベテランのハミルトンは勢いを失い、今年は有力な優勝候補にはならないだろうと考えるようになっている。

 予選での走りに関しては最速のF1ドライバーだと多くの人々が評価しているシャルル・ルクレールがチームメイトになったことから、ハミルトンはルクレールには敵わないだろうとの予測がかなり出ている。また、F1の元最高権威者バーニー・エクレストンは、ハミルトンがスクーデリアとの2年契約を最後までやり遂げることはできないだろうとさえ予想している。

 しかし、2024年シーズンのドライバーズ選手権2位だったノリスはこの見解に同意しておらず、ハミルトンはフェラーリに移籍することで、これからのシーズンに向けて新たなモチベーションの源を見つける可能性が高いと述べている。ハミルトンのスポーツに対する情熱に、新たな火花が散ると思うかと問われると、ノリスは次のように即答した。

「僕はそう思うが、人はそれぞれだからわからない」

 それでもノリスがハミルトンのスクーデリア移籍の決断に感銘を受け、関心を抱いているのは明らかだ。

「彼がやっていること、やってきたこと、そしてフェラーリに行くことはクールだと思う。それはとても特別なことだ。フェラーリはすごいと思うよ。だからこそ、彼は意欲的にならないでいる理由を見つけるのに苦労するだろうと僕は考えている」

「(フェラーリへの移籍は)彼にとって素晴らしいチャンスだ。クールな話だよ」

「フェラーリに移籍するにあたって多くのことがあり、ボーナスもたくさんあるはずだから、さらに意欲的になって準備を整える理由は数多くあるだろう」

 そして、昨年特に予選でモチベーションに苦しんでいるように見えたドライバーに、なぜ今これほどの運命を見出しているのかと問われたノリスは、ライバルに対する尊敬の念をはっきりと示し、「彼はルイスだよ。彼を疑う人は少し愚かだと思う」と語った。

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