「子どもが集まる理由が分かった」NGT48喜多花恵がレスリング指導者、本名亜里さんを取材

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2025年02月21日 07:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

代表の栄仁さん(左)とコーチの亜里さん。おふたりとも熱くて優しい指導者です

<NGT48スポーツコラム>



NGT48のメンバーが新潟のアスリートを取材する連載コラム「NGT48スポーツコラム」。今回は喜多花恵(21)が小、中学生対象の新潟市のレスリングクラブ「巻っずレスリングクラブ」のコーチ、本名亜里さんを取材しました。


  ◇  ◇  ◇


雪が積もる寒さの厳しい日、熱いまなざしがぶつかり合う場所がありました。新潟市西蒲区の「巻っずレスリングクラブ」。練習しているのは4歳から中学生までの子どもたち。小さな体で、何度倒されても立ち向かって行く熱気に圧倒されました。


主宰者は本名栄仁さん、亜里さんご夫妻。今回は亜里さんを取材させていただきました。東京都出身の亜里さんがレスリングを始めたのは高校生の時。全日本大学女子選手権優勝、アジア選手権2度優勝など多くの結果を残しました。結婚を機に新潟へ。自分の子どもと地域の小、中学生にレスリングをやってほしいと、栄仁さんと一緒に巻っずを立ち上げました。


知らない土地に移住し、家事、育児、レスリングと多忙を極める日々。それでも「楽しいです」と笑います。「子どもたちの゛楽しい゛という感情が体からあふれ出るようなレスリングを教えたい。いきいきと、キラキラした目でレスリングをしてほしい」。子どもたちに楽しんでもらうため、亜里さん自身も楽しむことを忘れないようにしているそうです。


練習の途中、子どもたちが円陣を組み「ありがとう」と口にする印象的な場面がありました。「レスリングは相手がいないとできない。仲間、練習場、家族と、すべてに感謝を忘れないでもらいたいです」と亜里さん。「感じて欲しいのは勝った時の喜びや全力で戦い抜いた時の達成感。でも、それだけじゃない。レスリングをしている時間は人生の通過点。礼儀や感謝の心など、社会に出た時に生かせるよう成長してくれるとうれしい」。巻っずに子どもたちが集まる理由が分かりました。


(NGT48 喜多花恵)


◆喜多花恵(きた・はなえ)2003年(平15)9月9日生まれ、神奈川県出身。22年に3期生オーディションに合格し23年に劇場公演デビュー。9枚目シングル「あのさ、いや別に…」で初の表題曲選抜メンバー入り。24年に正規メンバーに昇格。特技はけん玉、そろばん。血液型O。

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