2024年F1スペインGP ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ) ジャック・ドゥーハンは、ロンドンで行われた合同ローンチイベント『F1 75』で、2025年シーズンの途中でフランコ・コラピントが彼と交代するといううわさを否定した。一部の人々が、オーストラリア出身の若手ドライバーであるドゥーハンに対する質問のほとんどを、彼の背後で何が起こっているかということに集中させようとしていたが、ドゥーハンはシーズン序盤からアルピーヌのためにやらなければならない仕事に完全に集中していると断言し、コラピントの状況を昨年初めの自身の状況と比較した。
コラピントがアルピーヌに加入して以来、余計なプレッシャーがかかっていると感じているかと聞かれると、ドゥーハンは冷静に「それはない、なぜなら彼はリザーブドライバーだと聞いているからだ」と答えた。
「他のことが何であろうと、僕は20人のF1ドライバーのうちのひとりだと思う。自分がゴーカート、FIA F3、FIA F2に参戦していた頃は、F1に行くためなら何でもしたし、すべてを犠牲にしていただろう」
「優れたパフォーマンスを発揮している人は、常に肩にプレッシャーがのしかかるのを感じることになる。なぜなら、とても熾烈なスポーツに身を置いているからだ。どのようなプレッシャーがあっても、それを味わって受け入れ、F1シーズンを楽しみたいと思っている」
将来について執拗に誘導する質問をいくつか寄せられたドゥーハンは、「僕は昨年、長期契約を結んだ21歳のリザーブドライバーだった」と指摘し、議論を打ち切ることにした。さらに、コラピントが突然チームに加入したことで自信を失ったのではないかという質問に対しては、次のように断言した。
「いや、自信を失ったとは感じていない。そうなるべきかもしれないけれど、わからない。質問として理解できない。でも絶対にそのようなことはない」
ロンドンでF1チームがカラーリングを発表する日に、アルピーヌがコラピントの最大のスポンサーであるアルゼンチン企業『メルカドリブレ』との新しいスポンサー契約を発表することを選んだという事実は、ドゥーハンのイベント出演に間違いなく打撃を与えた。アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレが補償金を支払うことなく、偉大なミック・ドゥーハンの息子を交代させる方法を見つけ次第、コラピントをドゥーハンの後任とするべく準備が行われていることがますます明らかになっているからだ。