画像提供:マイナビニュース進学塾・栄光ゼミナールは、「小中高生の習い事に関する調査」の結果を2月18日に発表。同調査は、2025年1月11日〜21日の期間で、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者3598人を対象にインターネットで実施した。
これまでに子どもが習い事を経験したことがあるかを聞くと、小学生保護者99.2%、中学生保護者97.3%、高校生保護者98.2%が「ある」と回答。なお、習ったことが「ない」と回答した人に理由を聞いたところ、「子どもが興味を示す習い事がなかった」が最多となった。
子どもの習い事が経験がある人に、14の習い事(水泳、体操、サッカー、野球、武道、バレエ・ダンス、その他スポーツ、英語・英会話、音楽系、書道、理科実験、プログラミング、そろばん、学習系教室)についての経験を聞いた。
「現在習っている」「以前習っていた」との回答が最も多かったのは「水泳」で、小・中・高校生保護者のいずれも7割以上となった。次いで、「英語・英会話」が5割以上、「音楽系」も約5割という結果に。
また、「習ったことはないが、子どもの興味・関心はある」との回答が多かったのは、小・中・高校生保護者のいずれも、「プログラミング」と「理科実験」となっている。
「以前習っていた」習い事を辞めた時期については、習い事によってばらつきがあるものの、小学生保護者では子どもが「小学3・4年生の間」、中・高校生保護者では子どもが「小学5・6年生の間」が多い傾向がみられた。
小学生の家庭では中学受験の勉強が本格的に始まる時期に、中・高校生の家庭では中学進学で学校生活や部活動が忙しくなることを見据えて、習い事を整理するためはないかと考えられる。
子どもの習い事を選ぶ際、特に重視したことを聞くと、いずれの保護者も「子どもがやりたがっているかどうか」が最も高く、約9割という結果に。次いで「曜日や時間帯の都合が合う」、「子どもの将来に役立ちそうかどうか」と続いた。2018年・2022年の調査でも、この3項目の回答の割合が高く、傾向は変わっていない。(安井柳香)