バレンタインデーの2月14日、千葉県市川市の新浜鴨場で、佳子さまとともに外交団を接待された愛子さま。初となる“鴨場デビュー”となったが、12カ国の大使と大使夫人らに「良い天気ですね」「お楽しみください」などと流暢な英語で話されていた。
’24年2月9日に初めて出席されたケニア大統領夫妻との宮中午餐会でも、スワヒリ語や英語を話されていたことが話題に。この時はオフホワイトのセットアップをお召しになっていたが、“鴨場デビュー”ではグリーンを基調としたトラッドな装いをされていた。
昨年4月に日本赤十字社に就職され、ご公務も“初めてづくし”が続く愛子さま。これまでピンクやホワイトといった優しい色合いのファッションが印象的だったが、今年に入ってからはシックな装いも積極的に取り入れられているようだ。
そこで愛子さまの“初めてづくし”を振り返りつつ、お出ましの際にお召しになったファッションを改めて紹介したい。
【’24年2月9日 宮中午餐会】
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体調不良の紀子さまに代わって、両陛下が主催されたケニア大統領夫妻との昼食会にご出席。愛子さまはオフホワイトのセットアップに、リボンがついたお帽子をお召しに。パールのイヤリングとネックレスが、上品さを引き立たせていた。
同年12月のお誕生日に際して、宮内庁は「愛子さまのご様子」を記した文書を公表。ケニア大統領夫妻との昼食会を振り返って、「このような国際親善の場は、相手国の歴史や文化、風土について理解を深めることのできる貴重な機会であると同時に、日本の魅力も発信できる、両国にとって意義深い時間であると実感されたご様子でした」と綴られていた。
【’24年4月23日 春の園遊会】
初めて参加された園遊会は、春の季節にぴったりなセットアップでご出席。初めはやや緊張されたご様子だったが、佳子さまのアシストもあり、招待者と和やかに懇談されていた。招待者の北大路欣也(81)とは、映画『HACHI 約束の犬』の試写会以来、15年ぶりの再会に。北大路が「覚えていらっしゃいますか?」と尋ねたところ、愛子さまは「当然覚えています。とっても良い映画でした」と答えられたという。
【’24年5月2日〜7日 栃木県の御料牧場でご静養】
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愛子さまにとって就職されてから初めてのまとまった休暇となり、ご一家で穏やかなひと時を過ごされた。牧場内では馬や牛、ニワトリなどの動物と触れ合われ、愛子さまが’23年に「レインボー」と名付けた子牛とも再会。野菜の収穫も楽しまれたようで、宮内庁が6月に公表したご一家のプライベート写真には、大きなたけのこを掘り出そうとして、思わずしゃがみこまれる愛子さまのお姿もあった。
【’24年5月11日 特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」】
初となる単独ご公務は、清楚なオフホワイトのセットアップで。パールのネックレスやイヤリングとリンクするように、コロンと可愛らしい丸ボタンがついたブレザーが印象的だった。この時は、愛子さまの見識の高さも話題に。江戸時代に書かれた源氏物語の注釈書『窺原抄』について説明を受けられ、「江戸時代は源氏物語の写本が充実していますね」とご感想を述べられ、説明役の調査員に専門的な質問をされる場面もあった。
【’24年10月11日、12日 佐賀県「国民スポーツ大会」】
初の単独地方ご公務は、佐賀県を訪問。初日は襟と袖に白のトリミングが入った淡いピンクベージュのセットアップをお召しに。佐賀県庁では出迎えた園児たちとの会話を楽しまれ、愛子さまが園児たちの目線までしゃがまれる場面もあった。
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2日目はカジュアルながらも、清潔感のある爽やかなマリンルックをお召しに。紺のスーツにボーダーのインナーを合わせられ、ブレザーのボタンには錨のマークが。SAGAアリーナでは出迎えた関係者に「柔道競技を見せていただくのは初めてなので、楽しみにしております」と笑顔で述べられ、貴賓席で案内役の説明を聞きながら試合を見守られていた。
【’24年10月20日 秋季雅楽演奏会】
皇居内で開かれた宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会を、陛下と一緒にご鑑賞。愛子さまは光沢のあるミントグリーンのセットアップをお召しになり、陛下のブルーグリーンのネクタイと色合いを揃えられていた。お二方での鑑賞は’23年秋に続き3回目。陛下と愛子さまが談笑される場面もあり、“リンクコーデ”と相まって父娘の仲睦まじさが印象的だった。
【’24年10月30日 秋の園遊会】
初めて和装でご公務に臨まれた愛子さま。菊、桜や菖蒲など、色とりどりの花が描かれた華やかな桜色の振袖をお召しに。皇族方がお姿を現された赤坂御苑の小高い丘では、隣に並ばれた佳子さまに話しかけられ、目を合わせて談笑される場面もあった。招待者との懇談では紀子さまと佳子さまに挟まれるかたちで道筋を歩かれ、パリ五輪の金メダリストや各界の功労者と笑顔で会話をされていた。
【’24年11月5日 宮中茶会】
文化勲章受章者と文化功労者を招いた宮中茶会に初めてご出席。佳子さまとご一緒に招待者をもてなされ、愛子さまはオフホワイト、佳子さまは深紅のセットアップをご着用。初めてお二方だけで活動された3年前の秋季雅楽演奏会でも、同じ“紅白コーデ”が話題に。幼いころから仲良くされてきただけに、受章者との懇談でも絶妙なコンビネーションを見せられていたようだ。
【’24年12月1日 23歳のお誕生日】
社会人デビューされてからご公務とお仕事を両立させ、多くの経験を積まれた愛子さま。宮内庁が公開した写真や動画では、一段と大人びた表情をお見せになられていた。お召し物も落ち着いた色味のブルーのセーターに、グレーを基調としたチェック柄のスカートを合わせられていた。イヤリングとネックレスもシンプルなデザインを選ばれ、前年と比べてファッションにも変化を感じるお誕生日となった。
【’25年2月14日 鴨場接待】
“鴨場デビュー”にふさわしい晴天に恵まれた1日。愛子さまは白いタートルネックにモスグリーンのジャケットを、ボトムスはグリーンと紺色のチェックスカートをお召しに。胸元には四つ葉のクローバーをモチーフとしたブローチを着けられ、トラッドな装いが印象的だった。今回で2度目の参加となる佳子さまが、愛子さまを気遣って声をかけられる場面も。お二方は並んで鴨を放ち、顔を見合わせてほほ笑まれていた。
このほか、今年に入ってからもご一家でお出ましの際に、シックな装いをされていた愛子さま。
1月27日に東京・上野の国立西洋美術館で企画展「モネ 睡蓮のとき」を鑑賞された際は、グレーを基調としたチェックのセットアップに、赤いニットをお召しに。2月6日に東京・上野の東京国立博物館で京都・大覚寺の国宝や重要文化財を紹介する展覧会を鑑賞された際には、チェック柄のノーカラージャケットにブラウンのスカートをご着用。ジャケットをウエストマークしたブラウンのベルトが、アクセントになっていた。
間もなく社会人2年目を迎えられる愛子さま。時には可憐に、時にはシックに、TPOに合わせてファッションも変化されているようだ。
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