「小倉久寛 生誕70年記念コントライブ『ザ・タイトルマッチ3 お楽しみはこれからだ〜You ain't heard nothin' yet〜』」ゲネプロ前取材会を開いた(左から)三宅裕司、小倉久寛 (C)ORICON NewS inc. 俳優の小倉久寛(70)、三宅裕司(73)が21日、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで「小倉久寛 生誕70年記念コントライブ『ザ・タイトルマッチ3 お楽しみはこれからだ〜You ain't heard nothin' yet〜』」のゲネプロ前取材会を開いた。
【写真】ガッツポーズをキメる三宅裕司&小倉久寛 小倉は「古希になりまして、三宅さんはじめいろいろな方にお世話になりながら、これをやります。『やった甲斐があった』と言われるように、ちょっと頑張りたいと思っております。たまに『やった甲斐がないよ』と言われることがあって。還暦のサプライズパーティーを開いてもらったんですけど全然『え〜!』という感動がなかった。『やった甲斐がない』と。そういうことがないように。『やった甲斐があった』とみんなに喜んでいただけるように」と意気込み。また、古希を迎えての変化も質問された。「心境の変化はないですよ(笑)。70歳になって、コロッと変わるわけではないので」と笑っていた。
三宅は「小倉が70歳ということで、小倉1人のためにこんなにたくさんの人が一生懸命動くものかというのを側で見ていました。幸せなヤツだなと思いました」としみじみと口にした。ただ、お小言もあるそう。三宅は「人の言うことは聞いてないし、集合時間も遅いし…。全部説明し終わったら小倉が聞きに来るんです。他のスタッフは全部わかってるのに、小倉だけ聞いてないみたいな」と暴露した。三宅は「今回は5人の作家が毛色の違うコントを5本書いてくれました。これを2人で楽屋を見せながら5本やるんです。今の感じでは、全部それぞれ違う。コントなのにちょっとホロっとさせるようなものあったりして、すごく今からやるのは楽しみです」と気合十分だった。
45年以上の付き合いとなった2人。三宅は「(小倉は)生まれついての子分肌なんですよ。割と僕が親分肌で。それでうまくいってると思うんです」とする。小倉の独り立ち公演も5回したが、三宅は「久しぶりのコントライブでやったんですけど、独り立ちしてませんね」と苦笑い。小倉は出会った当初に「この人だ」と三宅についていくことを決めたそう。「楽なんです」と小倉はあっけらかんと語り、三宅は「周りの流れに身を委ねてね。うらやましい生き方ですよね」と笑う。小倉は「人についていく生き方は楽ですよ。その代わりついていく人を見極めないと」と言うと「いいこと言いました」と自画自賛して笑わせた。
三宅&小倉の10年ぶり3回目の笑いの真剣勝負。70歳にして小倉がツッコミに初挑戦することが見どころとなっている。きょう21日から3月2日まで同所で。