レッドブル・パワートレインズのファクトリー レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2月18日にロンドンで開催された『F1 75 Live』のイベント中に、「人生に対してよりリラックスしたアプローチ」を取っていると説明した。
フェルスタッペンは、2024年のF1シンガポールGPの木曜日に行われたFIA会見のなかで罵り言葉を使ったことでペナルティを受けて以来、公式記者会見を嫌っていることでよく知られている。彼は長々と答える気分ではなかったが、2026年にお目見えする予定のレッドブル独自のパワーユニット(PU)について疑問を抱いていることを示唆した。
2025年型マシン『RB21』にどれだけの努力が注がれているのかと尋ねられた4度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンは、「全員が全力でプッシュしているし、ベストを尽くしている。それが唯一可能なことだ。彼らは2026年についても懸命に取り組んでいる」と語った。
2026年にはテクニカルレギュレーションが刷新されるため、2025年シーズンの前半に技術リソースを配分するという点で、チームには大きな決断が求められる。レッドブルが今後の2年間に向けて準備を進めている様子について、フェルスタッペンは、「当然2026年に焦点を当てているが、同時に今年にも焦点を当てている」と明かした。
フェルスタッペンがチームのパワーユニット部門の能力に少々の不安があると認めたのはそのときで、「もちろん疑問符はついている。新しいマニュファクチャラーなので、当然頭のなかで疑問符がつくはずだし、誰もがそう思っているだろう?」と述べた。
「すぐに競争力をつけることがとても簡単なことだとは言わないが、僕たちは優れた仕事をできると信じているし、人々が言うことを信じている」
「僕はそうしたことにストレスを感じるかもしれない。でも、そうしてもただエネルギーを無駄にするだけではないだろうか? マシンが走り出せばわかると思う。その後でわかるだろう」
「もう人生であまり心配したくないんだ。ダメならダメ。いいものならいい。人生を続けるしかない」