女優広瀬すず(26)が22日、都内で、主演する映画「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督)公開記念舞台あいさつに、木戸大聖(28)岡田将生(35)らと出席した。
同作は大正時代の京都と東京を舞台に、女優長谷川泰子、詩人中原中也、文芸評論家小林秀雄という男女3人の「奇妙な三角関係」の実話を描いている。広瀬は長谷川、木戸は中原、岡田は小林を演じる。
上映後の舞台あいさつとなり、会場に「どうでしたか?」と呼びかけると、観客は盛大は拍手で応えた。「どう受け止めるのかがみんな違うと思うので、すごくはやく感想が聞きたい」とした。
撮影は2年前。「当時無我夢中だったので、こんなシーンもあったなと記憶をたどる時間になってしまって、客観的に見られない」とし、「皆さんの言葉や感想で、そういう風になっていたんだ、よかったと思えるので、みんなの言葉を聞きたいです」と語りかけた。
長谷川を演じたが、自らが最も近いのは中原とした。「動物的本能が中也っぽいかな」とし、「ちゃんとうきうきしている。楽しいが表に出ていて、動物的な感情があるので、どちらかといえば小林というよりも中也かな。でも、この3人は難しい」と苦笑い。
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3人の中で、青春時代を一緒に過ごすとしたら誰のトークテーマでは、思わず「うわ〜、誰もいやだな〜」と本音を漏らした。その上で演じた長谷川泰子を挙げた。「なかなか出会えないですよね」としつつ、「今の時代だったら近くで見てみたい。出会えない刺激をもらえそうな存在になるかなと思う」とした。だが、その距離感については「友だちの友だちの友だちでいいくらい」と笑った。
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