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【写真】スリット入りドレス姿で登壇した広瀬すず
本作は、「文化の百花繚乱(りょうらん)」が咲き誇る大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いた幻の脚本を、この脚本に焦がれ続けていた根岸監督が16年ぶりにメガホンを取り、映像化した。美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を広瀬、木戸、岡田が演じる。
広瀬は「お話をいただいてから、かなり長い年月を経て、この初日を迎えることができ、今日もこんなにたくさんの方に観ていただけたことが何より、とてもうれしく思います」としみじみ。
作品を観た感想を聞かれると「当時、無我夢中でやっていて、撮影も2年前とか。2年経ってから観て『こんなシーンあったあった』って記憶をたどっていくような時間になってしまって」と笑うと、「自分の(作品)ってあまりなかなか客観的に観れない」とした上で「皆さんに言ってもらった言葉とか、伝えてくださった感想とかで『そういう風な映画になっていたなら良かった』と思えることが多い」と語った。
作品の展開に絡め、夢中になりすぎて感情的になってしまった“赤い春”のエピソードを求められた際には、広瀬が「10代の頃に初めてドラマの主演をやらせていただいた時があった」と、ドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)でのエピソードを告白。
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「『自分で頑張れ』というプロデューサーさんのメッセージではあったらしいんですけど、急に1人にされて『何!?』ってなって大げんかしちゃって(笑)。その時は赤いブレザーを着ている役だった」と“赤い春”のエピソードを披露していた。