2025WorldSBK第1戦オーストラリア レース2 表彰式 2月23日、2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第1戦オーストラリアラウンドがフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、ニッコロ・ブレガ(Aruba.it Racing - Ducati)がスーパーポールレースとレース2でも優勝して開幕3勝を達成した。
前日のレース1ではブレガを筆頭にドゥカティ勢が上位を占めた。トプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)がBMW勢として2位に入り、アンドレア・ロカテッリ(Pata Maxus Yamaha)が7位、アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)が8位、チャビ・ビエルゲ(Honda HRC)が11位と他のメーカーもポイント獲得圏内で争っていた。
日曜日も現地は晴れており、ドライコンディション。10周のスーパーポールレースは気温22度、路面温度32度だ。このレースでホールショットを奪ったのはブレガで、アンドレア・イアンノーネ(Team Pata Go Eleven)、アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducati)が続き、ラズガットリオグルが4番手だ。しかし、4コーナーでラズガットリオグルとバウティスタがグラベルの奥までオーバーランして最後尾まで順位を下げる。さらに後方では長島哲太(Honda HRC)も止まりきれずにギャレット・ガーロフ(Kawasaki WorldSBK Team)に追突して両者が転倒した。
1周目終了時はブレガ、イアンノーネ、マイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)のトップ3に。2周目にはダニロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)が3番手、スコット・レディング(MGM BONOVO Racing)が4番手とドゥカティが上位を独占。バウティスタは6コーナー再び転倒を喫している。
4周目にはファン・デル・マークをかわしてロカテッリが5番手、アレックス・ロウズが6番手へと浮上。また、ビエルゲに無責任な走行があり、ロングラップペナルティが課された。5周目はサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)がアレックス・ロウズを抜いて6番手に、6周目もロカテッリを抜いて5番手に浮上した。
タイヤ交換のタイミングとなった9周目は、イアンノーネ、バウティスタ、レディング、ペトルッチ、サム・ロウズ、アレックス・ロウズ、アクセル・バッサーニ(bimota by Kawasaki Racing Team)、ビエルゲ、レミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)がピットイン。
スーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)のレース2では、トム・ブース・アモス(PTR Triumph Factory Racing)が優勝。鳥羽海渡(PETRONAS MIE Honda Racing Team)は9位でポイント獲得、岡本裕生(Pata Yamaha Ten Kate Racing)は事前テストで尾骨の骨折と脱臼を負ったため欠場している。