乃木坂46与田祐希、泣いて逃げ出したこともあった「妹」後輩からも慕われる「お姉さん」に成長

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2025年02月24日 05:01  日刊スポーツ

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卒業コンサートでメンバーに囲まれる乃木坂46与田祐希(中央)鈴木健太(KENTA Inc.)氏撮影

<こんな人>



与田祐希(24)が23日、乃木坂46から卒業した。前日22日から2日間、地元のみずほPayPayドーム福岡で開催された自身の卒業コンサートに出演した。ファンを楽しませたいという一心で、かつてない異例の演出やサプライズを連発。グループきってのエンターテイナーらしいラストステージで、8年半のアイドル活動を締めくくった。


    ◇    ◇    ◇


小柄で愛らしいルックスで一見、妹キャラの印象が強い与田は、実際に1期生の西野七瀬(30)はじめ、先輩たちからもかわいがられた。ただ、活動を重ねるごとに“あねご肌”でも知られるようになった。特に先輩が全員卒業した23年ごろからは、より「お姉さん」の気質が顕著になってきた。実は、私生活でも弟を持つ姉。「いとこや、親戚の中でも一番年上なんです。だからもともとお姉さんなんです!」という。


テレビ東京系「乃木坂工事中」で、5期生がお世話になった先輩にチョコを渡すバレンタイン企画では最多タイの2個を受け取った。柴田柚菜(21)ら4期生ともプライベートで食事に行く。焼き肉が多いという。引退した掛橋沙耶香さん(22)も、休業中に与田から誘われてカラオケに行ったことを卒業時に明かし、感謝を伝えている。


加入半年弱で初舞台となった17年2月の「3人のプリンシパル」では、1部上演後の観客投票で選ばれた3人しか2部に出演できない過酷な構成で、特に公演期間序盤苦戦し、ソロ歌唱の最中に泣いてしまったことがあった。同年夏、いきなり初センターとしてまわっていた全国ツアーでも、ホテルで涙が止まらなくなり大阪の街中へ泣きながら逃げ出したことがあった。


ファンは、与田のアイドルとしての変化も、人間としての成長も見守ってきた。ハラハラすることも少なくなかっただろうが、応援しがいのある、常に目の離せない魅力のあるアイドルだった。【横山慧】


◆与田祐希(よだ・ゆうき)2000年(平12)5月5日、福岡・志賀島生まれ。16年9月加入、乃木坂46の3期生。愛称「与田ちゃん」。「MAQUIA」「bis」レギュラーモデル。21年TBS系「日曜劇場」ドラマ「日本沈没−希望のひと−」出演。22年から3年連続放送のテレビ東京系ドラマ「量産型リコ」主演。3冊目写真集「ヨーダ」が光文社から発売中。152・8センチ。血液型O。

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