MEGUMIさんが短編のプロデューサー、「映画で、ひらく」岡山フィルムプロジェクト本格始動へ 地元出身監督の長編製作も

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2025年02月24日 09:40  まいどなニュース

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短編映画を製作する(左から)松田美由紀さん、MEGUMIさん、佐渡恵理さん(©2025 OKAYAMA FILM PROJECT)

 映画製作を通じ地域活性化や次世代クリエーターの育成を目指す「岡山フィルムプロジェクト」が3月から本格始動する。倉敷市出身の俳優MEGUMIさんらの短編映画と、岡山市出身の針生悠伺監督による長編映画「ReTune(リチューン)」を中心に約1年半をかけて撮影から上映まで行う。実行委員会メンバーで映画プロデューサーの伊藤主税さん(46)=東京=は「映画をきっかけに岡山を活気づけたい」と話す。 

【写真】「ReTune」でダブル主演する桃果(左)と栗原颯人

 ―プロジェクトの内容は。

 大きく二つあり「ミラーライアーフィルムズ」として短編映画を数本、長編映画「ReTune」を、いずれもオール岡山ロケで撮影する。テーマは「映画で、ひらく」。映画製作を通じて岡山の地域や未来を切り開いていこうとの思いを込めた。製作費は企業版ふるさと納税を活用し、行政とも連携する。完成後は全国の映画館のほか、映画館がない地域ではカラオケ店や公民館などでの上映を計画している。

 ―ミラーライアーフィルムズはどんな取り組みか。

 私と俳優の阿部進之介さん、山田孝之さんがプロデュースし、若い映画監督や俳優の発掘・育成や地方創生を目的に2020年から金沢、秋田市など全国各地で展開している。これまで短編47本を撮影した。第8弾の岡山ではMEGUMIさんがプロデューサー、映像作家の佐渡恵理さんが監督を務める作品に加え、俳優の松田美由紀さんが監督する作品を4〜6月に高梁川流域でロケする。ほかにも岡山での活動を追ったドキュメンタリーを考えている。

 ―「ReTune」は3〜4月に表町商店街などでの撮影を予定している。

 亡き父の残した中古楽器店を継いだ女性をめぐる人間模様を描いた物語。針生監督はテレビドラマ「奪われた僕たち」(24年)などを手がけており、長編映画の監督初挑戦となる。若手俳優の桃果さんと、今年の高崎映画祭で最優秀新人俳優賞を獲得した栗原颯人さんによるダブル主演で注目を集めそうだ。

 ―実行委のメンバーを募集している。

 地元の大学生をはじめ、幅広い年代に参加してほしい。第一線で活躍する映画関係者の指導で製作知識や機材の使い方を学びながら脚本・撮影・編集などを担当し、オリジナル作品づくりに挑戦する。ほかにも完成した映画の広報活動やメディア対応、グッズ制作など役割は幅広く、それぞれの興味や関心に応じて携わってもらう。やる気のある約30人が既に登録している。映画製作は大きなビジネスの場で、経営や組織運営に触れることができるはずだ。プロジェクト終了後も地域振興のために目的意識と仲間意識を持ったコミュニティーが残せるよう取り組みたい。

(まいどなニュース/山陽新聞)

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