日曜劇場「御上先生」第6話 松坂桃李“御上”の過去に「あまりにも苦しい」

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2025年02月24日 09:41  cinemacafe.net

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「御上先生」第6話(C)TBS
松坂桃李が主演を務める日曜劇場「御上先生」第6話が2月23日に放送された。御上の過去が明らかになり「こんな悲しくて悔しいことあるか」「あまりにも苦しい」といった声が上がっている。

本作は、子どもが生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という、一見、別次元にあるこの2つを中心に描く。未来を夢見る子どもたちが大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に1人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。

松坂桃李演じる東大卒のエリート・御上孝は、とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になったが、現実はほど遠いものだと気づく。制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいい、と自ら教壇に立つ。制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる官僚教師が高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。

御上が赴任する隣徳学院の理事長・古代真秀を北村一輝、3年2組の副担任・是枝文香を吉岡里帆、3年の学年主任・溝端完を迫田孝也、保健室で生徒や教師たちの心のケアを行う養護教諭・一色真由美を臼田あさ美がそれぞれ演じる。そして、御上の上司で、文科省初等中等教育局局長・塚田幸村役に及川光博、文科省の同期・槙野恭介役に岡田将生、文科省の後輩・津吹隼人役に櫻井海音が出演するほか、常盤貴子、林泰文、堀田真由、高橋恭平ら豪華キャストが出演。さらに、生徒役を演じる奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、夏生大湖、上坂樹里ら若手俳優にも注目が集まっている。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
週刊誌の記事をきっかけに生徒たちは御上の兄・宏太(新原泰佑)のことを知る。生徒からの問いに「20年も前のことだ」と答えようとしない御上だったが、御上の過去を知るある人物の後押しもあり、静かに口を開く。果たして御上は何を語るのか…というのが第6話のストーリー。

「君たちには関係ない」と言い放つ御上に対し、富永(蒔田)は放課後にゲームセンターでの勝負を持ち掛け、みんなそれぞれしっかり考えていることを伝えた上で、生徒が丸腰丸裸で戦っている中でなぜ自分だけ鋼の鎧を着ているのか、20年も前も昔の事だと思えてないのは御上自身なのではないかと問い詰める。富永が御上に意見する姿にSNSでは「立場逆転しとるやん」「富永ちゃんするどすぎる」「感動して泣いてる」と絶賛する声が上がった。

生徒達に兄のことを伝えることを決心した御上は、母・苑子が暮らす施設に養護教諭・一色を呼び出した。以前映し出されていた千羽鶴が飾られた部屋が御上の母の部屋だったことや、母が御上のことを兄の名前で呼んでいることが明らかになる。さらに、御上が回想するシーンで度々姿を見せていた女子生徒が一色だったこと、そして、御上に隣徳に来て闇を暴いて欲しいと伝えたのが一色だったことも判明する。怒涛の展開にSNSでは「どゆこと?」「情報量が多すぎる」と戸惑いの声が上がる一方で、一色と御上のつながりに「ここ繋がりあったんだ」「そういう経緯だったのか」「一色先生超重要人物だった」と驚きの声も上がる。

御上は教壇に立ち、兄の話をするために時間をもらいたいと頭を下げた。御上は兄が自らの命を犠牲にして学校への抗議行動をおこなったことを伝え、兄のことをインターネットで調べていた次元(窪塚)からクラスメイトに詳細が語られた。兄についてどう思っているのかを生徒から問われた御上は、自分の全ての価値観は兄の影響で成り立っていたこと、そして自分のことより立場の弱い人のことを気にかけていた兄のことを尊敬していたことを伝える。しかし、そんな兄に対し友人から「この頃おかしい」と言われたことを伝えたことを明かし、兄に最後の絶望を与えたのは自分だと語った。

そして、兄のことをきっかけに同じことを繰り返してはいけないと思い文科省を目指したこと、しかし小さな細胞が必死に動こうとしているだけでは変えることができない組織だったこと、そんな中で隣徳のことを教えてくれた人がいたこと、向き合うために隣徳に来たことを明かす。続けて、生徒たちは向き合ってくれていたのに自分が向き合えていなかったことに対し、「これからは絶対に目をそらさない」「約束する」と伝えホームルームを終えた。これまで明かされていなかった真実が明らかになりSNSでは「こんな悲しくて悔しいことあるか」「深刻すぎて消化できん」「あまりにも苦しい」「現場を選んだ理由がそこにはあるんだ」といった声が上がった。

ラストでは、御上と是枝が「何としても椎葉さんの命はつながないと」と話しているところで電話が鳴り、御上が「椎葉春乃は僕の生徒です」という姿が映し出され第6話が幕を閉じ、「椎葉さんが心配」「何があった」「胸が締め付けられる」という声が上がった。そして、怒涛の展開を迎えた第6話に放送終了後も、「見応えのある回だった」「続きが気になって仕方ない」といった声も上がっている。

【第7話あらすじ】

ヤマトタケルから3通目のFAXが届き波紋を広げる中、文科省では、津吹(櫻井海音)に悲劇が訪れる。目の当たりにした槙野(岡田将生)は…。一方、椎葉(吉柳咲良)が行っていたことが判明し、学校は退学処分を下す。心配する生徒たちに御上(松坂桃李)は、椎葉の問題が、社会問題とも通じていることを提起する。問題に向き合った生徒たちは、思いもよらぬ行動に出る。
「御上先生」は毎週日曜日21時〜TBSにて放送中。




(シネマカフェ編集部)

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