真田広之、アンナ・サワイら『SHOGUN 将軍』俳優による俳優のための全米映画俳優組合賞で日本人初&“最多”受賞

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2025年02月24日 12:59  ORICON NEWS

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真田広之をはじめ出演キャスト全員で「第31回全米映画俳優組合賞」最高賞(アンサンブル賞)を受賞=『SHOGUN 将軍』ディズニープラスで独占配信中(C)Courtesy of FX Networks
 俳優の真田広之が主演・プロデュースした『SHOGUN 将軍』が、日本人がこれまで誰も受賞したことのない「第31回全米映画俳優組合賞(SAGアワード)」で、最高賞にあたるアンサンブル賞、(ドラマシリーズ部門)、男優賞(真田広之/ドラマシリーズ部門)、女優賞(アンナ・サワイ/ドラマシリーズ部門)、そしてスタント賞(テレビシリーズ部門)の4冠を獲得。日本人初かつ最多、そして本年度最多受賞と、“最多づくし”の快挙を成し遂げた。今回の4受賞を含め、『SHOGUN 将軍』が獲得した英・米各賞は、86となった。

【動画】『SHOGUN 将軍』本予告映像

 「第31回全米映画俳優組合賞」の授賞式は現地時間23日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された。アメリカの映画・テレビ業界における重要な賞の一つで、同じ業界で活躍する俳優の投票によって受賞者が決まるのが大きな特徴。このことから、俳優による俳優のための賞とも言われている。そんなアワードにおいても、『SHOGUN 将軍』がその歴史に名を刻んだ。同アワードに日本人がノミネートされたのは、2007年の菊地凛子(『バベル』)以来、18年ぶりだった。

 『SHOGUN 将軍』は、エミー賞歴代最多18部門、ゴールデングローブ賞最多4部門のほかにも全米の各アワードで多数の受賞を果たしており、テレビ批評家協会賞では最高賞の番組賞を含む4部門、AFI賞でも番組賞、オンライン映画&テレビ協会賞では作品賞、主演男優賞など17部門、国際オンライン映画賞でも作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞を含む9部門を獲得。

 クリティクス・チョイス・アワードでは最多4部門を達成したほか、全米プロデューサー組合賞では、優れたテレビ番組プロデューサーに贈られるノーマン・フェルトン賞を、全米監督協会賞では、第9話「紅天」の監督を務めたフレデリック・E・O・トーイがドラマシリーズ部門監督賞を受賞。また、本作のヘアメイクに携わった高崎光代は、長年にわたる優れた業績が認められ、「第10回ハリウッド・ビューティー・アワード」において功労賞を受賞することが決定している。

■『SHOGUN 将軍』とは?

 『SHOGUN 将軍』は、1975年に発表され世界的にヒットした、戦国時代の日本が舞台の小説が原作。真田演じる徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永が、日本に漂着してきたイギリス人航海士と関わることで、戦乱の窮地をくぐり抜け、天下統一を目指す物語。

 真田はプロデュースも務め、衣装や殺陣(たて)など各分野に通じた日本の専門家を起用。「本物の日本文化」を発信することを強く意識したリアリティーのある演出や迫力あるアクションを随所に盛り込み、激動の戦国時代の物語を壮大なスケールで描いた。せりふの大半が日本語という異色の作品ながら、エミー賞、ゴールデングローブ賞、クリティクス・チョイス・アワード(旧・放送映画批評家協会賞)など、名だたるアワードを総なめにしている。シーズン2&3の制作も決定している。『SHOGUN 将軍』(シーズン1)は、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」で視聴できる。

このニュースに関するつぶやき

  • 日本を舞台にするなら日本人がきちんと演じるべきだって真田広之の強い意志がそのままこの結果を生んだように思いますね。日本の文化をきちんと描いてもらうことは大事だと思う。
    • イイネ!12
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