トヨタGAZOO Racingで8号車GR010ハイブリッドをドライブし2025年のWECハイパーカークラスに参戦する平川亮 WEC世界耐久選手権は2月21〜22日に行われた公式テスト『プロローグ』が終了。2月28日に決勝を控える開幕戦『カタール1812km』レースを待つばかりとなっている。
今季、このシリーズには3名の日本人ドライバーがフル参戦するが、そのなかのひとり、トヨタGAZOO Racingに所属する平川亮が、チームの公式SNSを通じて2025年仕様のヘルメットデザインを公開した。
セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーとともに8号車GR010ハイブリッドをドライブする平川は、パープルを基調とし、手書きのイラスト彩られたアライ製ヘルメットを披露。このデザインを描いたのは、平川の愛娘だという。
頭頂部には『TGR』の文字とチェッカーフラッグが踊り、サイドにはカタカナで『トヨタ』と入れられている。
「もっとも大事なのは後ろ側です」と平川は公開された動画のなかで説明している。
「我々のボスであるモリゾウさんと、ルーキーちゃん、そして自分の名前が描かれています」
「クルマに乗り込むときは常に、ある種のプレッシャーを感じるものですが、この絵を見るとリラックスできます。とても幸せですね」
平川の8号車トヨタは2日間・4セッションのプロローグを、ハイパーカー18台中の11番手タイムで終えた。開幕戦カタールはマシンとコースとの相性も良いとは言えず苦戦も予想されるが、平川は「最大限のパフォーマンスを発揮できるよう集中していく」と前を向いている。