2025WorldSBK:左足の手術を受けたジョナサン・レイ 2月23日、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に参戦しているヤマハ・モーター・ヨーロッパは、ジョナサン・レイ(Pata Maxus Yamaha)が第2戦ポルトガルも欠場すると発表した。また、代役はアウグスト・フェルナンデスが務めることもアナウンスした。
レイは、オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行われた2月17日の事前テスト1日目に、2コーナーの出口で転倒。マシンも激しく転がり、レイの足の上に落ちてしまった。彼はサーキットのメディカルセンターに運ばれ、その後さらに検査を受けるために病院に行ったが、左足に複数の骨折を負っていることが確認された。
そのため、テスト2日目と2月21〜23日の第1戦オーストラリアを欠場。レイは自宅に帰り、21日にイギリスのキングスブリッジにある病院で骨折個所の手術を受けて成功したことが明かされた。
リハビリ期間は不明というが、チームはアルガルベ・インターナショナル・サーキットで3月14〜15日に行うポルティマオテストと3月28〜30日の第2戦ポルトガルもレイを参加させない。そのため、ヤマハのMotoGPテストライダーを務めているアウグスト・フェルナンデスがポルティマオテストと第2戦ポルトガルに参戦してヤマハYZF-R1を走らせることになった。
アウグスト・フェルナンデスは2022年にMoto2でチャンピオンに輝き、2023年と2024年はMotoGPクラスで参戦しており、ポルティマオでの経験は豊富だ。YZF-R1とピレリタイヤにはあまり馴染みがないが、2日間のテストで慣れる機会があるためレースでも結果を残せるだろう。