メルセデスの2025年型マシン『W16』 2月24日、メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームは、2025年シーズンに向け新型マシン『W16』の実車の画像を公開した。
2月18日にロンドンのO2アリーナで行われた合同ローンチイベントにおいて、メルセデスはW16のカラーリングを発表した。前年と同じくベースはブラックで、ノーズにはシルバーがあしらわれている。
メルセデスはグラウンドエフェクトマシンの導入以来苦戦が続いていたが、2024年はルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセルともに2勝を挙げ、チームとして4勝を記録しコンストラクターズ選手権で4位に入った。そのハミルトンは、12年在籍したメルセデスを2024年限りで離れ、2025年にはフェラーリに移籍。空いたシートを掴んだのは、イタリア人の育成ドライバー、アンドレア・キミ・アントネッリだ。
現在18歳のアントネッリはイタリアF4やADAC F4などで成績を残し、2024年はFIA F3を飛ばしてFIA F2に参戦するなど、ジュニアカテゴリーで才能を示してきた。それと平行してF1マシンでのテストを重ね、イタリアGPとメキシコシティGPはフリー走行1回目にも参加。2025年シーズンからは、アントネッリ自身も尊敬するアイルトン・セナが使用したカーナンバー『12』をつけてラッセルとともに戦っていくことになる。
メルセデスは例年シルバーストンで新車を発表し、その直後にシェイクダウンを行ってきたが、今年は2月25日にバーレーン・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンを行い、翌26日から同地で3日間行われるプレシーズンテストを迎えることになる。