アルピーヌが2025年型マシン『A525』のシェイクダウンを実施。ガスリーとドゥーハンの走行画像を初公開

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2025年02月25日 07:20  AUTOSPORT web

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アルピーヌの2025年型マシン『A525』のシェイクダウン:ピエール・ガスリー
 BWTアルピーヌF1チームは、2月24日、バーレーン・インターナショナル・サーキットにおいて2025年型マシン『A525』のシェイクダウンを行い、レースドライバーのピエール・ガスリーとジャック・ドゥーハンが走行した。

 チームは、フィルミングデー走行の一環として、新車のシェイクダウンを実施、200kmの走行制限のなかで、マシンのチェックを行った。18日のF1合同発表会の会場でアルピーヌは2025年仕様のカラーリングを発表、その際にマシンのレンダリング画像を公開した。そして24日、初走行を終えて、さらに実車の画像と動画が披露された。

 ルノーはF1パワーユニット開発・製造を2025年末で終了、アルピーヌのワークスとしてのF1参戦は今年が最後になる。アルピーヌは2026年からメルセデスのパワーユニットを搭載してF1活動を継続する。

『A525』には、アルピーヌのブルーとタイトルスポンサーであるBWTのカラーであるピンクを組み合わせたカラーリングが使用され、新たなスポンサー、Eni、MSC、OAKBERRY、Mercado Libre、Arctic Wolf、Castore、MODO Casinoのロゴが表示されている。

 チーム代表オリバー・オークスは、「曇り空で強風が吹くコンディションではあったが、バーレーンでの走行は順調に進み、200kmの距離をピエールとジャックが均等に分ける形で走行した」とコメントした。

「今週、プレシーズンテストが行われ、忙しい3日間を過ごすことになる。その前に、彼らに最初の走行機会を与え、ステアリングを握った際の最初の感触をつかませることが重要だった。さらに学び、前進していくべき興味深いポイントは数多くあり、今週水曜日からの本格的な作業の再開を楽しみにしている」

 アルピーヌでの3年目を迎えるガスリーは、「コースに戻り、『A525』を初めて走らせた。素晴らしい気分だよ」と語った。

「このマシンのために貢献してくれた人たち、今シーズンの準備に注いでくれた努力を称えたい。あくまでシェイクダウンで、制限された走行を行ったにすぎず、マシンのポテンシャルを最大限に発揮して走らせたわけではないが、スムーズだと最初に感じた。今週の公式プレシーズンテストで本格的な走行を行うのが楽しみだ」

「新しいカラーはすごくクールだと思う。皆が『A525』が走る姿を楽しんでくれることを願っている」

 ルーキーのドゥーハンは「バーレーンでの走行初日は好調だった。コースに戻り、シーズン開幕の準備ができたことを、チーム全員がうれしく思っているはずだ」と語った。

「シェイクダウンデーを走るのは初めてだった。撮影用の車とともにコースを走るのは、素晴らしい経験だったよ」

「マシンの感触は良かった。2025年に向けて準備に時間を割き、献身的に取り組んでくれた(ファクトリーの)エンストンとヴィリー・シャティヨンの皆に感謝する。ピエールも僕も、プレシーズンテストが始まる水曜日をとても楽しみにしている。シーズン開幕前に『A525』を開発するためにやるべきことは多い。忙しい3日間になるだろう」

 バーレーンでのプレシーズンテストは26日から28日に開催される。アルピーヌはドライバースケジュールを決めており、初日は午前にドゥーハンが走り、午後にガスリー、2日目は午前にガスリー、午後にドゥーハン、3日目は午前にドゥーハン、午後にガスリーが走行する予定となっている。

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