林家木久扇 最後の弟子・木久彦が真打ち昇進 「歩から金になる人」と激励

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2025年02月25日 11:56  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

真打ちに昇進する、左から柳家緑太、柳家花飛、柳家吉緑、林家木久彦、松柳亭鶴枝

柳家緑太(40)柳家花飛(40)林家木久彦(33)松柳亭鶴枝(33)柳家吉緑(40)の落語協会真打ち昇進披露会見が25日、東京・上野精養軒で行われた。3月21日に昇進する。


木久彦の師匠である林家木久扇(87)は「一門から8人目の真打ち。ホッとしています。おかみさんが一番安心している。(弟子が多いと)いろんなおかずを考えないといけないから」と冗談交じりに笑わせた。


木久彦については「すごく気がきいて放っておいても大丈夫な子。真打ちになって羽ばたいてくれるはず」。将棋に例えて「歩から金になる人です」と激励した。そして「お弟子さんはもう取りません」とあらためて宣言した。


最後の弟子となった木久彦は「お酒の好きな師匠が80歳を機にやめた。当時は『うそでしょ』と思った。自分が弟子入りをしたのは師匠が72歳の時で『師匠は急にいなくなるから』とクギを刺されました。真打ちの知らせをいただいてうれしかった。早く一本立ちした姿を見せたかった」と感謝した。


落語協会会長の柳家さん喬(76)、柳亭市馬(63)、柳家花緑(53)も出席した。

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