遠藤航は「誇り」リヴァプールで感じた“サッカー文化” 見取り図・盛山さん「興味を持つ入り口になりたい」

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2025年02月25日 16:48  サッカーキング

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MONDAY FOOTBALLに出演中の盛山さん
 お笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎さんが『TVer(ティーバー)』で独占配信中の『マンデーフットボール』に出演。25日に行われた収録後、感じるサッカーの魅力や、サポーターを公言するセレッソ大阪の“推し”選手について語ってもらった。

 小学校のころ、日本代表きっかけでサッカーに興味を持つようになったという盛山さん。学生時代は「メンタル弱いんで」と、練習のしんどさから部活やクラブチームでのプレーは長く続けられなかったそうだが、草サッカーは続けていたという。2022年には自身が監督も務める草サッカーチーム『もりちゃんずユナイテッド』を立ち上げ、芸人仲間などと大会に参加するなどしている。

 39歳になった今、「レベルはダウンしている」と笑うが、「シニアサッカーもありますけど、今できる範囲で、こうやってサッカーを楽しめるのはあと数年かなと思ったら、すごく愛おしくて」と続け、「チームも大きくしたいですし、大会も開催したいですね」と夢は大きい。

 そんな盛山さんは24年5月にリヴァプールの試合を現地観戦。アンフィールドで遠藤航の雄姿を見届けた。「最高でした。圧巻。『You'll Walk Never Alone』を聞いて、泣く気持ちがわかりました。迫力と声量がすごくて。そして何より遠藤航選手。自国のキャプテンがこんなにすごいところでやっているのかと。グッときました。本当、誇りです。リヴァプールという街、人の文化、宝物がめっちゃひしひし伝わったんですよ。正直、娯楽はぜんぜんないじゃないですか。日本みたいにカラオケがあったり、ボーリングがあったりとかではなく。パブかサッカーだと考えたら、みんなの宝物というのがすごく伝わって。『エンドゥ、エンドゥ』って僕を見るたび言われましたし、すごく愛されているなと。これはもう文化でしかないなと」と、強く感銘を受けたようだ。



 JリーグではC大阪を応援する盛山さん。「大阪でサッカーをするときも隣のコートにセレッソサポーターがいたりして、温かい声をかけてもらったり。その逆もあるんですよ。ガンバサポーターがいて、ちょっと煽られたり。これはこれでエンタメとして楽しいなと。このやり合う感じ」と、普段の生活にサッカーが落とし込まれるシーンも経験することで、“サッカーが文化”である瞬間があるとも話し、「リヴァプールに行ったときのように根付いてほしい」と、もっとサッカーの魅力が伝わってほしいと続ける。

 そんな盛山さんの今季の“推し”選手は、C大阪の北野颯太をピックアップ。「足元の技術からの縦への推進力と視野の広さ。1対1も気付いたらもう抜いている。ビジュも爆発してますからね。当時の南野(拓実)みもあるじゃないですか。ビジュアルも良くて。セレッソ濃度、濃ゆいなあというか、本当に“セレッソ上がり”という感じですね。ぜひアピールしてほしい」と“推し”ポイントを挙げてくれ、「絶対にステップアップすると思うんです。ステップアップして、ステップアップして、名を広めて、また帰ってきてもいい。香川真司選手のように」と、さらに大きく羽ばたいていく姿を期待している。



「本気でサッカーのことをしゃべれる人は、芸人でもめっちゃおるじゃないですか。僕はそんなの今からは無理なので、もりちゃんずユナイテッドでプレーしていくというコンセプトで」と言う盛山さんが考えるサッカーと仕事における自身の役目は「ゲートウェイ」と断言。「Jリーグを盛り上げたいですね。週末に行くのが当たり前のような盛り上がりを見せたいなって。僕らにできることは、とにかくサッカーチーム作って、やる。いつまで『オフサイドのルールがわからん』って世の中に言わすねんと思って。野球でいうダブルプレーはみんなわかってるのに、オフサイドわからんってね。ゲートウェイ的存在でありたいですね。サッカーに興味を持つきっかけ、その入口の人でありたいですね」と、裾野を広げていくことにもつながるように、まずは自分がサッカーを楽しんでいきたいと話してくれている。

 盛山さんと元日本代表DF槙野智章さんがゲスト、アーセナルファンとしても知られる笹木かおりさんがマネージャー代行として出演している『マンデーフットボール』は現在『TVer』で配信中。本編では槙野さん、盛山さんがフライブルク所属の日本代表MF堂安律のプレー解説や、盛山さんによる遠藤とのエピソードなどが紹介されている。配信は3月3日19時まで。

協力=TVer
取材=小松春生

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