トプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)/2025WorldSBK第1戦オーストラリア 2月21〜23日、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第1戦オーストラリアラウンドがフィリップ・アイランド・サーキットで開催され、2025年シーズンの幕が開けた。前年度王者のトプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)は、レース1で表彰台を獲得するもレース2ではトラブルが発生し無念のリタイア。トップをドゥカティが占領していることや性能調整の方法が変わったことにおいても不満を漏らした。
スーパーポールではポールポジションのニッコロ・ブレガ(Aruba.it Racing - Ducati)と0.094秒差のフロントロウを獲得し、レース1では2位表彰台に上がった。幸先の良いスタートを切ったかとも思われたが、スーパーポールレースでは1周目4コーナーでのオーバーランで13位、レース2はトラブルによりピットに帰還してリタイアとなってしまった。
今季におけるWorldSBKの性能調整の改善や見直しは難しいかもしれないが、元王者の言葉と訴えで今後なにかしらの動きも見られるかもしれない。そして、このような苦境を見事断ち切って勝利を手にするラズガットリオグルとROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamの躍進を期待して待つことにしよう。
■トプラク・ラズガットリオグル/ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team (スーパーポール:2番手、レース1:2位、スーパーポールレース:13位、レース2:リタイア) 「シーズン開幕戦は決して満足していないよ。ここ数年のはいつもシーズン開幕戦は奇妙なものだ。レース1で表彰台を獲得するのは簡単なことではなかった。チームはセッションごとにバイクを改善してくれたから、感謝しているよ。バイクの感触が少し良くなり、あのレースではとても良い仕事ができたんだ」