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【写真】『ばけばけ』に出演する岡部たかし、小日向文世
『ばけばけ』は、明治時代に日本国籍を取得したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の妻・小泉セツの半生をモチーフに、急速に西洋化していく日本の中で埋もれてきた名もなき人々に光をあて、代弁者として語り紡いでいく1組の夫婦の物語を描いていく。ヒロイン・松野トキを高石あかり、トキの夫となる、ギリシャ出身のアイルランド人英語教師・ヘブンをイギリス出身のトミー・バストウが演じる。脚本はふじきみつ彦。
高石演じる主人公・松野トキは、民話や昔話などを聞くのが大好きな松野家の一人娘。辛いことがあるといつも母のフミに「お話をしてごすなさい(お話してください)」と言い、怪談も化け物も、そして、家族のことも大好きなのだが、周りからは変わり者だと気味悪がられている。フミが作るしじみ汁が大好物で、飲むと思わず「あーっ」と声が出てしまう。
岡部が演じるのは、トキの父・松野司之介。松江藩の上級武士だったが、時代が明治になると収入がなくなり、暮らしが貧乏に。お金の稼ぎ方はわからないが、愛する娘・トキと家族のために不器用ながらも奮闘する。
『虎に翼』のヒロインの父親役も記憶に新しい岡部は、これが6作目の朝ドラ出演。岡部は「司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します」と意気込みを寄せる。
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朝ドラ出演は、ヒロインを演じた2001年の『ほんまもん』以来、2度目。池脇は「20数年ぶりの朝ドラ。体力がもつのか心配です(笑)」とコメントしている。
小日向が演じるのは、トキの祖父・松野勘右衛門。幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士で、明治となり武士の時代は終焉を迎えるも、いざという時に異国からこの国を守るのは自分だと信じ、髷(まげ)を結い、剣の稽古を続ける“ラストサムライ”。剣ではいかなる相手にも決して負けないという自負があるが、孫であるトキにはめっぽう弱い。
小日向の朝ドラ出演は『まれ』以来3度目で、「10年ぶりに朝ドラに参加出来ることを嬉しく思っています」と喜びを伝えた。
ヒロイン・トキを演じる高石は、「このような方々と、これから松野家の家族として、そして『ばけばけ』チームの家族として、約一年間ご一緒できることをとてもうれしく思います」とし、「個性と笑いあふれる松野家の生活が楽しみで仕方ありません!」と話している。
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※高石あかりの「高」は正式には「はしごだか」
※キャスト・制作統括のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■ヒロイン・高石あかり
このような方々と、これから松野家の家族として、そして『ばけばけ』チームの家族として、約一年間ご一緒できることをとてもうれしく思います。
いつも味方でいてくれるおじいちゃん、どこか抜けているけど松野家を陰で支えるお母さん、頼りないのになぜか憎めないお父さん。
トキにとって、家族の存在はとても大きく、守ろうとする姿は、「使命」のようにも感じます。
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■岡部たかし
大阪局制作の朝ドラに出演させていただくのは2度目となります。ありがたいことです。
なじみのスタッフさんや呑処の皆さんに「おかえり!」と声をかけていただき感動しました。
演じる司之介は誇り高きかっこいい男でありますが、時代の変化にあってその生き方は「ちゃんとせんかいっ!」と言いたくもなります。そんな司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します。『ばけばけ』、ごひいきに。
■池脇千鶴
20数年ぶりの朝ドラ。
体力がもつのか心配です(笑)。
『ばけばけ』は、明るくて楽しくて、肩の力を抜いて観られるドラマだと思います。
わたしもまだ先の展開は分かりませんが、今からドキドキワクワクしています。
テレビの前の皆さんも、毎朝楽しみに観ていただけるよう精いっぱいフミを生きようと思います。
どうぞよろしくおねがいいたします!
■小日向文世
10年ぶりに朝ドラに参加出来ることを嬉しく思っています。
衣装合わせの時に丁髷(ちょんまげ)のかつらをかぶり、朝ドラで?っておかしくなりました。
年号が明治に変わっても武士の魂を忘れず髷(まげ)を結い続け、主人公トキの祖父としてトキを可愛がり、幸せを願う松野勘右衛門という役に改めて愛着を感じています。
『ばけばけ』の撮影が今からとても楽しみです
■起用にあたって/制作統括・橋爪國臣
(脚本の)ふじきさんと長年一緒に活動してきた岡部さんは、ふじきさんの脚本を最も体現できる俳優として欠かせません。このドラマで、一番最初に決まったキャストが岡部さんです。しかも、ヒロインが決まる前に!迷うことなくお声掛けしました。『虎に翼』でヒロインの父・直言を演じた岡部さん。“トラつば”とは、また違った父親像が見られると期待しています。
母・フミは、個性豊かな松野家の面々を愛情で深く包み込み、でも、母としての業も心の奥に抱えている、それを演じられるのは、池脇さんしかいないと思いオファーしました。『ほんまもん』のヒロイン・山中木葉、ジョゼ、ジルバ…見るたびに全く違う池脇さんに感動してきました。
池脇さんが今演じるフミがどのようなものになるのか、撮影が始まるのがとても楽しみです。
勘右衛門はただ厳しいだけではなく、心のなかに熱い思いと、そして、どこか可愛らしいところも併せ持っている人物です。先日、小日向さんと衣装合わせをした時に、着物に髷(まげ)姿で木刀を楽しそうに振る姿を見て、間違いない!と思いました。どんなに周りが変わっても、武士の魂とプライドを持ち続ける勘右衛門が、明治の世の中を生きていく姿を早く見たくてたまりません。
撮影開始まであと一か月。すばらしいキャストの皆さまとともに、良いドラマを制作できるよう、準備をしっかりと進めてまいります。