新井大輝/立久井大輝組R2R×YAHAGIシュコダ・ファビアR5のマシンカラーリング 新井大輝のマネジメントを行っているR2Rは2月26日、新チームとなるR2R×YAHAGI Racing Teamを結成し、2025年シーズンのJRC全日本ラリー選手権に参戦すると発表した。ドライバーはもちろん現チャンピオンだ。
2024年に年間5勝を挙げ2020年以来4年ぶり、自身2度目となる全日本チャンピオンに輝いた新井大輝。この年のWRC世界ラリー選手権最終戦『ラリージャパン』でも旧式かつ“満身創痍”のマシンを操り、最新のラリー2カーで戦う世界の強豪たちを相手にクラス3位表彰台をもぎ取るなど大活躍を見せた。
そんな新井がふたたびシュコダ・ファビアR5のコクピットに戻り、今季2025年はタイトルの防衛に挑戦することとなった。コドライバーには立久井大輝が迎えられている。昨年はJRCのモリゾウチャレンジカップに参戦した立久井は、2023年のラリージャパンで新井がプジョー208ラリー4を駆り総合10位入賞を果たした際にも彼のコドライバーを務めていた。
“ダブル・ヒロキ”コンビを起用して全日本選手権に臨むR2R×YAHAGI Racing Teamはその名のとおり、埼玉県本庄市に本拠を置くR2Rと愛知県豊田市の矢作産業のコラボレーションによって誕生した新チームであり、前者がチーム運営を、後者が車両メンテンナンスなどのサービス全般を担当するという。
25日には新井/立久井組『R2R×YAHAGI Skoda Fabia R5』のマシンカラーリングも公開された。“シュコダ丸”の愛称で知られるファビアR5の2025年版リバリーはホワイトを基調にピンクからブルーに変わるグラデーションのラインが特長に。その中に「R2R」と「YAHAGI」のロゴが各所に掲出されているのが確認できる。
今回のコラボレーションに際し矢作産業の黒野準社長は、「モータースポーツの激しい争いのなかで技術の鍛錬・継承・人材育成を行い、レースにかける情熱で意識の向上をさせていきたい」と語った。
連覇を目指す戦いをスタートさせる新井は自身の今後の活動について、次のように述べた。「私自身2024年が最後の年として活動してきたので、2025年も競技を続けることが叶い万感の思いです。関係者各位、スポンサー企業の皆さま、ありがとうございます」
「ここから先の活動は、私自身としてではなく、業界全体として活性化できるようなチーム体制作りをはじめ、メカニックやエンジニア達の育成やスキルアップを果たせるように尽力し、さらにチームとして次世代のドライバー育成も担っていきたいと考えています」
前述のとおり2023年のラリージャパンで新井の活躍を支えた立久井は、「新井選手とは2023年にWRCラリージャパンでご一緒させて頂いた際、その実力の高さに大変感銘を受けました」とコメント。今シーズンに向けては、「まずはしっかりと自分がやるべきことをし、新井選手の期待に応えられるよう尽力することで、チーム全体に貢献できればと考えています」と続けている。
■R2R×YAHAGI Racing Team 2025年全日本ラリー選手権参戦体制
チーム:R2R×YAHAGI Racing Team
カテゴリー:JN-1クラス
マシン:R2R×YAHAGI Skoda Fabia R5(シュコダ・ファビアR5)
ドライバーラインアップ:
・ドライバー 新井大輝
・コドライバー 立久井大輝