岡部たかし高石あかりがヒロインを務める2025年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」から、明治時代の没落士族・松野家の面々が明らかに。岡部たかしは「虎に翼」に続いて、ヒロインの父親役。池脇千鶴は2001年度後期「ほんまもん」以来、小日向文世は「まれ」以来の“朝ドラ”となる。
明治時代の松江。怪談話が好きな松野トキを主人公にした本作。
外国人の夫ラフカディオ・ハーン/小泉八雲と共に、怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦を描いていく。
今回は貧しいながらもトキにたっぷりと愛情を注ぐ、個性豊かな家族が決定した。
主人公/松野トキ 高石あかりよりコメント
このような方々と、これから松野家の家族として、そして「ばけばけ」チームの家族として、約一年間ご一緒できることをとてもうれしく思います。
いつも味方でいてくれるおじいちゃん、
どこか抜けているけど松野家を陰で支えるお母さん、
頼りないのになぜか憎めないお父さん。
トキにとって、家族の存在はとても大きく、
守ろうとする姿は、「使命」のようにも感じます。
個性と笑いあふれる松野家の生活が楽しみで仕方ありません!
岡部たかし トキの父/松野司之介
連続テレビ小説歴「ひよっこ」「なつぞら」「エール」「ブギウギ」「虎に翼」
(役柄)
松江藩の上級武士だったが、時代が明治になると収入がなくなり、苦しい貧乏暮らしを送る。いままで武士をやってきたからお金の稼ぎ方なんて分からない…けど、愛する娘・トキと家族のために不器用ながらも奮闘する。トキに「かっこいい」と言われたい!
(コメント)
大阪局制作の朝ドラに出演させていただくのは2度目となります。ありがたいことです。
なじみのスタッフさんや呑処の皆さんに「おかえり!」と声をかけていただき感動しました。
演じる司之介は誇り高きかっこいい男でありますが、時代の変化にあってその生き方は「ちゃんとせんかいっ!」と言いたくもなります。そんな司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します。「ばけばけ」、ごひいきに。
(制作統括より)
このドラマで、一番最初に決まったキャストが岡部さんです。しかも、ヒロインが決まる前に!迷うことなくお声掛けしました。「虎に翼」でヒロインの父・直言を演じた岡部さん。 “トラつば”とは、また違った父親像が見られると期待しています。
池脇千鶴 トキの母/松野フミ
連続テレビ小説歴「ほんまもん」
(役柄)
出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよくお話を聞かせてあげる。トキのお話好きはフミ譲り。トキの幸せを誰よりも願っている。時代の変化に戸惑いながらも、内職で家計を支えるしっかり者。
(コメント)
20数年ぶりの朝ドラ。
体力がもつのか心配です(笑)。「ばけばけ」は、明るくて楽しくて、肩の力を抜いて観られるドラマだと思います。
わたしもまだ先の展開は分かりませんが、今からドキドキワクワクしています。テレビの前の皆さんも、毎朝楽しみに観ていただけるよう精いっぱいフミを生きようと思います。
どうぞよろしくおねがいいたします!
(制作統括より)
個性豊かな松野家の面々を愛情で深く包み込み、でも、母としての業も心の奥に抱えている、それを演じられるのは、池脇さんしかいないと思いオファーしました。「ほんまもん」のヒロイン・山中木葉、ジョゼ、ジルバ…見るたびに全く違う池脇さんに感動してきました。池脇さんが今演じるフミがどのようなものになるのか、撮影が始まるのがとても楽しみです。
小日向文世 トキの祖父/松野勘右衛門
連続テレビ小説歴「まんてん」「まれ」
(役柄)
幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士。明治となり武士の時代は終わった…はずだが、いざという時に異国からこの国を守るのは自分だと信じ、髷を結い、剣の稽古を続ける“ラストサムライ”。剣ではいかなる相手にも決して負けないという自負があるが、孫であるトキにはめっぽう弱い。
(コメント)
10年ぶりに朝ドラに参加出来ることを嬉しく思っています。
衣装合わせの時に丁髷のかつらをかぶり、朝ドラで?っておかしくなりました。
年号が明治に変わっても武士の魂を忘れず髷を結い続け、主人公トキの祖父としてトキを可愛がり、幸せを願う松野勘右衛門という役に改めて愛着を感じています。「ばけばけ」の撮影が今からとても楽しみです。
(制作統括より)
勘右衛門はただ厳しいだけではなく、心のなかに熱い思いと、そして、どこか可愛らしいところも併せ持っている人物です。先日、小日向さんと衣装合わせをした時に、着物に髷姿で木刀を楽しそうに振る姿を見て、間違いない!と思いました。
連続テレビ小説「ばけばけ」は2025年秋、NHKにて放送予定。
※高石あかりの「高」は、正しくは「はしごだか」
(シネマカフェ編集部)