アンソニー・ホプキンスら出演の歴史大作ドラマ「激情のコロッセオ 死にゆく者たち」日本上陸

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2025年02月26日 17:01  cinemacafe.net

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「激情のコロッセオ 死にゆく者たち」 (c) Peacock TV LLC
歴史スペクタクル・ドラマ「激情のコロッセオ 死にゆく者たち」が「BS10スターチャンネル」にて4月16日(水)より独占日本初放送。これに先駆け、Amazon Prime Videoチャンネル上の「BS10スターチャンネルEX」で3月21日(金)より独占日本初配信がスタートする。

全10話中5話の監督を、『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒが手掛け、製作陣には映画『300 〈スリーハンドレッド〉』のスタッフらが名を連ねる。

■古代ローマ時代の世界を見事に再構築
原作は、映画『グラディエーター』(2000)のインスピレーションになったといわれているダニエル・P・マニックス著の「Those About To Die」(1958)。ローマ帝国の世界を鮮やかに描いた同著を映像化するにあたって、ローマのチネチッタ・スタジオで撮影が行われた。

2016年製作の映画『ベン・ハー』(同名原作の5度目の映画化作品)で使われたセットや新たに建設したセットを駆使して実写撮影を行い、背景の歴史的建造物等は最新鋭のCG技術で再現。

屋外シーンの撮影では自然光を利用する一方、屋内シーンの撮影では当時の照明器具だった火の炎に合わせた暗めのセッティングで撮影、紀元1世紀のローマの世界観を明暗を対比させリアルに再構築している。

■国際色豊かなアンサンブル・キャスト
ローマ帝国の権力争いを縦糸に、ローマ市民が親しむ戦車競争や剣闘士競技を横糸に、それぞれの野望、希望、愛憎を胸にローマで生き抜いていく人々を描く本作を支えているのが、国際色豊かな実力派俳優たちを揃えたキャスティング。

古代ローマ帝国の第9代皇帝ウェスパシアヌス帝を圧倒的な存在感と威厳で演じるのはアカデミー賞主演男優賞を2度受賞した名優アンソニー・ホプキンス。

「ゲーム・オブ・スローンズ」のラムジー役で海外ドラマファンを恐怖に震え上がらせたイヴァン・リオンが、野望に満ちた裏社会のボスを好演。

そして、皇帝の長男ティトゥスを演じるトム・ヒューズ、その弟で、兄とは対照的な策士ドミティアヌスを演じるジョジョ・マカリ。

剣闘士にされてしまうヌミディアの青年クワメ役のモー・ハシム、百戦錬磨のチャリオットの御者スコルプスを演じるディミトリ・レオニダスらが参加。

奴隷にされた子どもたちを救出すべく奮闘するヌミディア人の母親役のサラ・マーティンスはフランスで活躍しているポルトガル人俳優で、クワメと友情を築く剣闘士ヴィゴ役にはアイスランド出身のヨハネス・ヘイクル・ヨハネソン。

ほかのキャストたちも、イタリア、スペイン、ドイツ、イラン、カナダなど各国から集結、国際色豊かな競演が繰り広げられる。

■迫力の戦車競争シーン
古代ローマ市民の間で大人気を博した娯楽の1つだった戦車競争は本作でも重要な見せ場となっているが、いまでも古代の遺構が残るチルコ・マッシモ(本作中ではラテン語の「キルクス・マクシムス」)を舞台に繰り広げられる戦車競争シーンは圧巻の迫力。

現在のテクノロジーをもってすれば全てのシーンをCGで創作することは可能だったが、リアルな迫力を出すため、実際に馬が二輪戦車を引いて疾走するシーンを撮影。ポストプロダクションでCGによって作られた競技場の背景と合成して、2000年前のエキサイティングな戦車競争の臨場感あふれる映像化に成功した。

■剣闘士たちの生き様をリアルに描く
原作と同じ本作の原題「Those About To Die」は、皇帝主催の剣闘士競技会で、戦いの前に剣闘士たちが皇帝に敬礼して言ったという言葉「Ave Imperator, morituri te salutant(皇帝万歳!死にゆく者たちより敬意を捧げます)」から取った「死にゆく者たち=Those About To Die」、すなわち、剣闘士たちのこと。

その剣闘士たちが死を覚悟して互いに激しく戦うさまは、戦車競争のシーン同様にスリリングでパワフルだが、同時に奴隷同様の扱いを受ける彼らの怒り、恐れ、誇りや無念までも丁寧に描かれ、ストーリーに人間ドラマとしての深みを与えている。

海外ドラマ「激情のコロッセオ 死にゆく者たち」(全10話) 配信・放送情報

《配信》BS10スターチャンネルEX for Prime Video
【字幕版・吹替版】3月21日(金)より毎週金曜1話ずつ更新

《放送》BS10スターチャンネル
【字幕版】4月16日(水)より毎週水曜20時〜ほか
【吹替版】4月17日(木)より毎週木曜23時〜ほか



(シネマカフェ編集部)

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