上白石萌歌写真集『charm charm』(C)松岡一哲 /講談社 俳優・上白石萌歌が、あす28日に25歳の誕生日を迎えることを記念し、写真集『charm charm』(チャームチャーム)を発売することが決定した。5月下旬に講談社から刊行される。
【写真集カット】ノースリーブ姿で…素の姿を見せる上白石萌歌 写真家・松岡一哲氏から写真集の提案があり、上白石はカメラ好きで、松岡氏の写真のファンだったということもあり実現。昨年9月、映画やドラマの仕事で忙しい上白石が、やっと取れた1週間の「夏休み」に撮影旅行が組まれた。
上白石が自ら選んだ本作のロケ地は、インド洋に浮かぶ美しい島・スリランカ。行く先々での現地の人とふれあう旅はまさにプライベート感たっぷりの夏旅の記録。普段見せることのない上白石が堪能できる。撮影衣装のセレクトや編集段階での構成会議にも本人が最初から参加した。
この旅で上白石がこだわったのが、スリランカ出身の名建築家「ジェフェリー・バワ」。「建築にもとても興味があって、行った先々でいろんな建物を見て回ります」という上白石は、今回、バワが手掛けた建築物をいくつも訪れ、その圧巻の空間で自らの感性を開放。トロピカル・モダニズム建築の様式に彩られたプールで泳ぐ姿や、シンプルかつ美しい部屋のなかで、まるで子どものようにはしゃぐ無邪気な様子は、これまでメディアには一切見せる機会のなかった「素」の姿。
撮影を担当した松岡氏は、上白石を「その大きな目で、ひとよりもたくさん世の中を、ひかりを映している人だと思いました。目に見える美しさはもちろんですが、その内から出る、貪欲にいろんなものを見ようとする強さ、いろいろな体験をしたいという生命力を感じました」と語っている。
▼上白石萌歌 コメント
このたび、25歳を記念して写真集を出版させていただくことになりました。人生に流れる時間の、どの地点がとくに重要でメモリアルである、ということはきっと存在せず、どんな瞬間であれ何にも変え難いものであると考えますが、たくさんのご縁と奇跡が折り重なり、25歳にこのような幸せな機会をいただくことができました。松岡一哲さんをはじめ、携わってくださったみなさまに心から感謝いたします。
ジェフリー・バワの建築に強く惹かれ、旅先に決めたスリランカ。到着し、空港のエントランスを抜けた時、燻った草木の香りとともに、その地に生きる人々の息づかいのようなものが一気に迫ってきて、ひどく高揚したのを覚えています。スリランカという場所で息をし、全身で感じたこと、考えたことのすべてがこの一冊に焼き付いていると思います。
“charm charm”という言葉はわたしの心のおまじない。“charm”には、おまもり、愛嬌、色香、などという意味があり、何かを見つめ、体温がほんのり上がるような、そんなニュアンスを込めました。手に取ってくださったみなさまの心をそっと温められるような、そんな作品に仕上がっていると思います。
『charm charm』がみなさまのおまもりのような1冊になりますように。
楽しみに待っていただけるとうれしいです!