『孤独のグルメ』P、“カレー”の新ドラマ『すぱいす。』制作　本田響矢が初単独主演、共演に奥野壮＆吉田凜音【コメント全文】

　俳優の本田響矢が、BS-TBS木曜ドラマ23『すぱいす。』（3月27日スタート、毎週木曜　後11：00〜後11：30）で初単独主演を務めることが28日、発表された。ドラマ『孤独のグルメ』シリーズのプロデューサーである吉見健士氏が企画・プロデュースを務め、見た目も性格もバラバラな訳あり3人が、キッチンカーでスパイスカレーを移動販売しながら各地を巡るグルメロードドラマとなる。奥野壮と吉田凜音が共演する。

【写真】ついに単独主演作！ドライバーを演じる本田響矢

　本田はその場のノリだけで生きてきた“無気力ドライバー”北野祐樹、奥野は修行先から逃げて南インドへ渡ったが、金がなくなり帰国した“孤高の天才料理人”森田晃、吉田はドライバーの祐樹を放っておけない“勝気なNo.1キャバクラ嬢”杉本奈月を演じる。

　祐樹ら3人が作る秘伝のスパイスカレーに加え、各地の名産など、毎回シズル感満載のさまざまなスパイスカレーが登場する。ドラマを見たあとにまねして作りたくなる“調理ハウツー”としても楽しめる。キッチンカーで訪れた土地に存在する“おいしい隠れ名産食材”も取り上げる。それぞれの場所で出会った名産食材を、森田がどのようにカレーに活かすのかも見どころとなる。哀愁ただよう日本の原風景の映像美とともに、さまざまな地域の地産地消を盛り上げる。

　夢もない、金もない、コネもない、“ないない”だらけの3人が、互いに足りない部分を補い合いながら、知名度ゼロのキッチンカーを繁盛させようと奔走。同じ時を過ごし、同じ体験や苦労を重ねるうちに3人の関係にも徐々に変化があり、互いになくてはならない存在となり、刺激のある人生を見出していく。奥深きスパイスカレーの世界＆ユーモアとノスタルジー入り交じる3人の珍道中に期待が高まる。

　今作は放送終了後、TVerなどで配信される予定。

【コメント】
■本田響矢（北野祐樹役）
この度、北野祐樹役を演じさせていただきます本田響矢です。

キッチンカーで地方を巡り、その土地の名産を使ったオリジナルカレーを作るグルメロードドラマと聞いて、作品に入る前からとてもわくわくしたのを思い出します！北野祐樹は、自分の人生を自分で決めたり、やりたいことや目標を掲げたことがなく、周りに流されることが多い日々を過ごしていました。でも、目の前に現れた物事に対してはまっすぐ素直に全力で向き合う熱い面があったり。晃、奈月と同じ時を過ごして壁を乗り越えていく中でどう変わっていくのか、そんな姿を見て、自分の人生が前向きになるスパイスを感じていただけるとうれしいです。

また、この作品を見てこのカレーを食べたい、作ってみたい！と楽しんでいただけたらと思います！よろしくお願いいたします。

■奥野壮（森田晃役）
僕が演じる晃は天才料理人なのに同じ味が再現できないという、ちょっぴり変わった料理人です。天才料理人、という役のプレッシャーに負けないように料理と向き合い、スパイスの良い香りがする現場で毎日お腹を空かせながらお芝居しています。毎話、一風変わったおいしいスパイスカレーが出てくるドラマで、祐樹、奈月、晃の3人のキッチンカーでのお芝居がお気に入りです。たくさんの方に見ていただけますように。

■吉田凜音（杉本奈月役）
頼りになる皆の姉御、奈月役を演じます吉田凜音です。

常に前を向き、その時自分にできる最善を探して実行する行動力と、コミュ力の高さで道を切り開いていくかっこいい女性です。自分自身も彼女に憧れます。料理を通じて人々をつなぎ、地域を盛り上げようとする彼女の情熱をぜひ感じてください。行き詰まった時に出てくる奈月ちゃんの格言も見どころです！

そして何と言っても、画面越しでも良い匂いが伝わるであろう最高のカレーたち。飯テロ失礼します！お芝居の先輩である本田さん、奥野さんに肩を貸していただきつつ、作品のスパイスになれるように頑張ります！お楽しみに！

【あらすじ】
ある地方都市のキャバクラ。ドライバーの北野祐樹（本田）はNo.1キャバクラ嬢・杉本奈月（吉田）の専属ドライバーとして働いている。ある日、無断欠勤をしている奈月のことで店長と衝突してしまう。祐樹は奈月の元を訪ねると、亡くなった母親の四十九日法要だったことを知る。

気持ちの整理ができた奈月から、一緒に店を辞めて、店長から借りている送迎用のキッチンカーでこの町を出ようと提案を受ける祐樹。無計画のままキッチンカーを走らせている祐樹と奈月は、偶然通りかかったカレーチェーン店に立ち寄ることに。店に入ると、チェーン店にはない衝撃的なスパイスの香り。すると、調理場から「おまえなんかクビだ」の声とともに店を飛び出していく1人の青年が。この店で調理を担当している森田晃（奥野）だった。

店を飛び出してこっそりキッチンカーに乗り込んだ晃に気付いた祐樹と奈月。“あのスパイスの香り”に衝撃を受けた奈月がカレーを作ってほしいと頼む。