SFライツ王者を起用。フレッシュな体制でルーキー・オブ・ザ・イヤー目指す【SF全チーム情報2025/San-Ei Gen with B-Max】

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2025年02月28日 12:00  AUTOSPORT web

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2025スーパーフォーミュラ鈴鹿公式テスト 小出峻(San-Ei Gen with B-Max)
 3月7〜9日に、三重県の鈴鹿サーキットで開幕を迎える全日本スーパーフォーミュラ選手権の2025シーズン。昨年、タイトルを獲得した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がカーナンバー『1』を付け連覇に挑む年となるが、注目の海外ドライバーやルーキー、新チームもひしめく、見どころの多いシーズンとなりそうだ。

 2025年は一部レースフォーマットも変更され、1ウイーク2レースのイベントも増加。また、タイヤのスペックが変更されるなか、2月に行われた公式テストは雪のため日程短縮と、どの陣営も充分に走り込めていない状況で開幕からいきなりの土日連戦を迎えるため、その勢力図も気になるところ。

 ここでは公式テスト前日の『メディアデー』でのドライバー・監督らの発言を中心に、今季体制の変更点や注目ポイントなどをチームごとにまとめ、連載していく。

 今回はスーパーフォーミュラ・ライツ王者の小出峻を擁し、1台体制で臨むSan-Ei Gen with B-Maxだ。

■San-Ei Gen with B-Max 2025年スーパーフォーミュラ参戦体制
・ドライバー:小出峻(No.50)
・監督:本山哲
・チーフエンジニア:村井寛太
・エンジン:ホンダ/M-TEC HR-417E

■トラックエンジニアも“ルーキー”

 昨シーズンは木村偉織を擁して2度の入賞を果たしたB-Max。今年はドライバーを変更し、2024年のスーパーフォーミュラ・ライツチャンピオンである小出を起用した。

 さらにエンジニアにも村井寛太氏を抜擢。トラックエンジニア業務は“ルーキー”ということで、フレッシュな組み合わせで上位進出を狙う。

「今年はドライバーが小出になり、エンジニアが村井寛太になりました。B-Maxはメカニックも若いメンバーで構成されています。平均年齢が低い分、みんな元気だなところもあります」

 そう語るのは本山哲監督。「もちろん1年目でなかなか通用するカテゴリーではないということは分かっています。ただ、木村偉織が昨年随所で頑張ってくれたところもあるので、それをベースとして、それ以上の結果を残せるようにやっていきたいです」と、フレッシュな顔ぶれに期待を寄せていた。

 メカニックからキャリアをスタートさせたという村井エンジニアも「僕も(エンジニアとしては)ルーキーなんですけど、早めに結果を出せるように最大限努力していきたいです。小出選手とコミュニケーションを密にとって、早くトップチームに追いつけるように頑張りたいと思います」と意気込みを語る。

 そして、国内トップフォーミュラデビューを果たす小出は「念願のスーパーフォーミュラに挑戦できるっていう機会をいただきました。 昨年スーパーフォーミュラ・ライツで戦っているときも『ここにステップアップするために』ということをいろいろ考えて、ここまで準備してきたつもりです」と、3月の初戦が待ちきれないといった様子。

「準備としては自分ができる最大限のものを持ってこれたと思っています。ただ、このカテゴリーが簡単ではないことは自分も重々承知していますので、ルーキーの中でも一際目立つ走りをできるように、そしてチームとしっかり連携・協力して『ルーキーでも、ここまで結果を出せるんだ』と周りにアピールできるように頑張ってきたいと思います」と抱負を述べている。

 今シーズンの具体的な目標については「分かりやすい目標で言うとルーキー・オブ・ザ・イヤーですね」と小出。強力なライバルがひしめくなか、どこまで上位に食い込んでくるだろうか。

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