太平洋側の広い範囲で空気乾燥 2月は記録的な少雨の所も 火の取り扱いに注意

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2025年02月28日 12:28  日本気象協会

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日本気象協会

太平洋側の広い範囲で空気乾燥 2月は記録的な少雨の所も 火の取り扱いに注意

空気の乾燥した状態が続き、全国で火災が発生しています。今年の2月は、本州の太平洋側を中心に記録的な少雨となっており、昨日27日(木)までの降水量が0.0ミリの所もあります。大規模な森林火災が発生した大船渡市(岩手)も2.5ミリと少ない値となっています。明日3月1日(土)にかけても火災の発生しやすい天候が続くため、火の取り扱いに注意が必要です。



●2月は太平洋側を中心に記録的な少雨


今年の2月は、本州の太平洋側を中心に記録的な少雨となっています。昨日27日(木)までの2月の降水量は、いわき市小名浜(福島)で0.0ミリ、松本市(長野)で1.5ミリ、大規模な森林火災が発生した大船渡市(岩手)で2.5ミリとなっています。その他にも、宮古市(岩手)など、いずれも今日28日(金)に降水が観測されなければ、2月の降水量としては観測史上1位の少なさとなります。また、東京都心の今年2月の降水量は6.5ミリとなっていて、2月に10ミリ未満なら2000年以来25年ぶりとなります。

空気の乾燥した状態が続いているため、東日本と北日本の太平洋側の地域を中心に火の取り扱いに注意が必要です。


●明日1日は全国的に晴れて空気乾燥


明日3月1日(土)の日中は、全国的に晴れて、空気の乾燥するところが多い見込みです。ただ、西から前線が近づくため、福岡では夜は雨の降る所があるでしょう。2日(日)は、西日本付近に前線がのび、東海から西の地域は雨の降る所が多いですが、大船渡市など東北の太平洋側や関東甲信などは晴れるため、引き続き空気が乾燥する見込みです。3日(月)は、前線や冬型の気圧配置の影響で、全国的に雨や雪の降る所が多いでしょう。大船渡市では、3日(月)は雪がちらつく時間はありますが、多く降ることはなさそうです。しっかりと空気を湿らすような降水があるのは5日(水)になるでしょう。



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