純烈３月卒業の岩永洋昭「芝居もくそもなかった」ドラマで本人役　メンバーから惜別コメントも

4人組歌謡コーラスグループ純烈が28日、都内のテレビ東京本社でドラマチューズ！「今夜は…純烈」（3月4日スタート、火曜深夜0時30分）の放送開始を前に記者会見に臨んだ。

それぞれの境遇でしがらみや葛藤と戦いながら生きる各話の主人公が、純烈の生きざまや歌に背中を押され、前に突き進む勇気を持つ“純烈状態”にいざなう応援ドラマ。

リーダーの酒井一圭（49）は「純烈の哲学、活動を通して伝えたいことを本質に近い部分でやられてるんで、ちょっとドキドキする。大丈夫かな。1話なんか裸ん坊になって歌ってるんで。裸でお客さまに歌うってことはさすがに今までやったことないんで、このドラマで近づいたかなと思います」と話した。

役者畑出身の岩永洋昭（45）は「久しぶりにお芝居できるんだと思ったら（本人役で）芝居もそのままでやった。芝居もくそもなかった」と笑い、「それはそれでなかなかできない、貴重な経験でした」と撮影を振り返った。

会見の後半は、各話の主人公を不思議な世界に導く重要人物として同ドラマに出演する俳優の今林久弥（52）が進行を務めた。

岩永が3月末でグループを卒業することから、最後は各メンバーがメッセージを送った。白川裕二郎（48）は「純烈にいた期間は、実質2年ちょっとだったかな。兄弟って言ったら大げさかもしれないけど、弟のような岩永さんがいなくなるのはすごく寂しいし、3人の純烈はまだ想像できないんですけど。もし時間ができたり、心に余裕ができたりしたら、また一緒に旅に回ったり、一緒にお酒でも飲みましょう。それまでお元気で」。

後上翔太（38）は「（岩永の）次の職場も同じ事務所の俳優部なので、フロアでいうと隣。そんなに遠くに行く感覚はないので、会おうと思ったら会える。ただ『元気で留守がいい』じゃないですけど、会えないくらい、お互い充実した毎日でいましょう」とエールを送った。

岩永は「純烈でいろんな、一俳優では経験できないことを経験させてもらった。人間として、父親として、男として学ばせてもらって、残りの人生に生かされることをたくさんいただいたっていう気持ちでいっぱい。俳優として4月から活躍することが、一番の恩返しにもなるのかなと思うので、時間の限り頑張っていきたい」とあいさつした。