富士でのGT500メーカーテストは2日間の日程が終了。王者au TOM’Sが盤石の午後最速締め

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2025年02月28日 18:00  AUTOSPORT web

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2025スーパーGT富士メーカーテスト au TOM’S GR Supra
 2月28日、静岡県の富士スピードウェイで行われていたスーパーGT GT500クラス参戦車両によるメーカーテストが2日目に突入。この日も各マシンが晴天のなかで精力的に走行を重ね、テストは無事に終了を迎えた。

 前日の27日から開催されている富士でのGT500メーカーテストには、ホンダ開発車両の99号車シビック・タイプR-GTを含む12台のGT500車両が参加している。2日目も初日と同じく晴天のドライコンディションに恵まれ、9時からの午前セッション、13時30分からの午後セッション、ともに約3時間の走行が行われた。

 この日も前日と同じ12台が参加したが、NISMO NDDPの3号車Niterra MOTUL Zは午前/午後ともに未出走、TEAM IMPULの12号車TRS IMPUL with SDG Zは午前のみの走行にとどまり、午後セッションはコースインすることなくメーカーテストを終えている。なお、出走したチームのドライバーラインアップは初日と変わらないと思われる。

 今回のメーカーテストでは、初日にディフェンディングチャンピオンの1号車au TOM’S GR Supraが2セッションともトップタイムを記録する盤石さをみせた。迎えた2日目の午前セッションは、まず9時のコースオープンでホンダ開発車両の99号車シビックが山本尚貴のドライブでコースイン。

 序盤30分はテスト残り時間の関係などもあり、99号車シビックのみが走行を行ったが、30分ほど過ぎると8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、23号車MOTUL AUTECH Zが走行を開始していく。その後は3号車Niterraを除く11台がコースインし、最終的に午前セッションは99号車シビックの1分26秒167がトップタイムとなった。

 続く午後セッションは13時30分にスタート。気温は手元の計測で15〜16度と、この時期としては温かいコンディションとなり、3号車と12号車を除く10台は精力的に周回を重ねていた。なお、セッションの途中にはターン1のTGRコーナーで19号車WedsSport ADVAN GR Supraがコースアウトして赤旗中断となる場面こそあったが、クラッシュなどの大きなアクシデントはなく、無事に2日間のメーカーテストは終了した、

 この午後セッションで1分26秒231のトップタイムを記録したのは1号車au TOM’S。これで2日目午前を除く3セッションをトップタイムで終える結果となった。2番手には1分26秒532で23号車MOTUL、3番手には39号車DENSOが1分26秒936で続くトップ3になっている。

 シーズンオフのテストとはいえ、王者au TOM’Sの速さと強さが健在であることが示された今回のメーカーテスト。もちろんテストということで各車の走行条件はさまざまで、テストメニューもバラバラのはず。ただ、コースサイドで各車の走行を見ていると、au TOM’Sは縁石いっぱいまで使って走行する場面や、ブレーキをロックさせるシーンが見られ、テストでも攻めの走りをしている様子だった。

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