『R-1グランプリ2025』ファイナリスト、吉住 (C)カンテレ 3月8日に開催される“ピン芸日本一決定戦”『R-1グランプリ2025』決勝戦(カンテレ・フジテレビ系、後6:30〜生中継)に出場する、吉住のインタビューが到着した。
【動画】さや香・新山、R-1決勝進出で突然の“相方愛アピール”…「もう無理やで」 吉住は、4回目の決勝進出。『女芸人No.1決定戦 THE W』4代目王者でもあり、『R‐1』と悲願の2冠達成に挑む。
――前回大会は準優勝でした。街裏ぴんくさん、ルシファー吉岡さんとファイナルステージを戦いましたが、振り返ってみていかがですか?
芸歴制限の撤廃を聞いたときに、最初に浮かんだのが(街裏)ぴんくさんとルシファー(吉岡)さんの顔だったので、自分が好きな先輩たちと正面からやり合えて本当にうれしかったです。
“ピン”って芸歴を重ねれば重ねるほど面白みが出てくると思うので、先輩方の胸を借りて思い切りやれたことはすごく幸せでした。
――今回の決勝戦進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
正直、優勝しか見ていなくて、決勝はもう“行かないといけない場所”なので、“やった!決勝だ!”という感じはなく、安心しました。あとは、自分が面白いと思うことをやって認めてもらうだけですね。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
少し昔のR-1っぽくて、ひらがなの『R-1ぐらんぷり』時代(2020年大会以前)を思い出すようなメンバーですね。ただ、友田オレくんやヒロ・オクムラさんといった初出場組、そして(さや香)新山さんもいらっしゃるので、今回も今回で多種多様ないい顔ぶれだと思います。ここで優勝できたら自信になるだろうな、と。すごく楽しみです!
――今大会では、新たに2人の審査員が加入します。どなたか予想はされていますか?
女性は1人入ってくると思います。友近さんか、ゆりやん(レトリィバァ)さんのどちらかですかね。
もうひと方は、落語家さんや、別業種の方が入ってこられるのではないかと予想しています。
誰だろうな…ここ当てられたらすごいけどな…。
北大路欣也さんとかいらっしゃったら面白いですよね。北大路さんにハマれたら、もうそれだけでいい、みたいな(笑)。
なだぎ(武)さんも審査員にいてくださったら面白いと思うんですけど、準決勝の審査員をしてくださっていたので…じゃあ、坂上忍さんで(笑)!
――過去の決勝戦績は、8位(2021年)、3位(2022年)、2位(2024年)です。あと一歩のところまできていますが、R-1にかける思いを改めてお聞かせください。
『THE W』を優勝してから、単独ライブでやれることの幅が広がり、自由にできるようにはなりましたが、R-1があるからこそ、やりたいことばかりやっていてはいけないと思えています。自分のエゴだけでなく、みんなに受け入れてもらえるネタを作らなきゃいけない。R-1があるおかげで、その意識を常に持ち、弛緩(しかん)せずにネタと向き合えています。
決勝は今年で4回目。毎回“好きだな”と思うネタを持っていけていますが、今年は特に“好きだな”と思えています。“まだ私こういうネタ作れるんだ”と、自分の中での成長を感じているので、そういう意味では“優勝してこなくてよかった”と思っています。
でも、だからこそ、今回で優勝しておきたい。きっと後輩からは“邪魔だな”と思われていますし、かっこいい先輩でいたいので…。いや、ルシファーさんのことを言っているわけではないんです!ルシファーさんはすごいんですけど(笑)!いいところで去っていきたいなとは思っています。
――視聴者に伝えたいことはありますか?
この時代にそぐわないですが、女が男をぶちのめすところを見てください!
そして、R-1をいい大会にするので、ぜひご期待ください!
――最後に、吉住さんにとって『R-1グランプリ』とは?
すごく怖いことを言いますが…【墓場か楽園か】。ここで優勝できたら、これからの自信にもつながるという意味で“楽園”。ただ、亡霊みたいなおじさんたちが出続ける場所は、まさに“墓場”でもあると思います!
■ファイナリスト顔ぶれ
ヒロ・オクムラ、チャンス大城、田津原理音、ハギノリザードマン、ルシファー吉岡、吉住、さや香 新山、友田オレ、マツモトクラブ(※決勝戦ネタ順)
■ルール
決勝戦のネタ尺は4分。ファイナリスト9人が争うファーストステージは、審査員による得点審査。ファーストステージの上位3人が進むファイナルステージは、審査員による決選投票。その結果で、優勝者が決定する。
■MC
霜降り明星(せいや・粗品)、広瀬アリス
■審査員
陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウ、ほか2人