桜井ユキ、NHKドラマで主演 共演に加賀まりこ&宮沢氷魚 『しあわせは食べて寝て待て』実写化

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2025年03月01日 05:00  ORICON NEWS

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桜井ユキ
 俳優の桜井ユキが主演、加賀まりこ、宮沢氷魚が共演する、NHK総合のドラマ10枠『しあわせは食べて寝て待て』(毎週火曜 後10:00)が、4月1日より放送されることが決定した。

【写真】豪華共演キャストを紹介!

 主人公・麦巻さとこは、週4のパートで質素に暮らす38歳、独身。「一生付き合わなくてはならない」病気にかかったことから生活が一変し、会社を辞め、新しい住まい探しを余儀なくされる。見つけたのは築45年の団地。隣に住む大家の美山鈴と、訳あり“料理番”の司を通じて、さとこは食事で体調を整える【薬膳】と出会う―。やがて、自分なりの楽しみ方を見つけ、“できない自分”を受け入れていく。

 桜井ユキが演じる麦巻さとこは、一生つきあう病気(膠原病)にかかり、会社を退職する。週4日のパートでギリギリの生活を送ることに。日常生活は一応送れるものの、無理をすると体が悲鳴をあげる。マンションの更新をあきらめ、家賃5万円の団地暮らしを始める。お隣に大家さんが住んでいるのでちゅうちょしたが、決め手は謎の居候、司の作ったスープと、薬膳料理だった。前の職場で受けたストレスやキズなど色々あるが、少しずつ少しずつ、季節の移ろいの中で、変化がおとずれる。

 加賀まりこが演じる美山鈴は、さとこの借りた部屋の大家で、お隣に住む。ずっとこの団地に暮らしてきた90歳。ちょっぴりおせっかいで、どちらかというと天真爛漫。息子という触れ込みだった司と出会い、おせっかいを焼いた縁で同居を始めてから、長年のある夢がかない、人生を楽しんでいる。鈴さんのペースに巻き込まれるさとこだが、知らないうちに包み込まれていた。

 宮沢氷魚が演じる羽白司は、鈴さんの同居人。あまり自身のことを語らず謎が多い。家賃代わりに家事をこなし、身の回りを気遣う。親切で、団地のお年寄りには何かと頼りにされ、いつもお返しの品に囲まれている。今仕事はしていない。旬の食材を取り入れた薬膳料理が得意だが、ゆるやかにその効能を楽しむ。人間関係にも深入りせず適度な距離を保とうとするのだが、さとことは、互いに影響を与えあうようになっていくが…

■桜井ユキのコメント
今まさに撮影の日々を過ごしていますが、「しあわせは食べて寝て待て」。この作品のタイトルを噛み締めるような素敵なシーンや言葉がたくさんあります。私はこの作品を通して、たわいもない日常の愛おしさ、かけがえのなさを改めて再認識しています。臆病になりながらも一歩一歩踏み出し、人との関わりを紡いでいく主人公のさとこが私は大好きです。この作品に漂う柔らかな空気をスタッフ、キャストの皆様と一緒に大切に紡いでいきたいと思います。

■加賀まりこのコメント
団地で暮らす鈴さんは豊かな人だ。世間体に囚われず、誰に対しても優しい。80代を生きている私にとって、彼女の考え方、行動力、ひとつひとつがうらやましい。お金なんかなくても、家族と一緒じゃなくても、鈴さんは愚痴らない。むしろ専業主婦だった頃より、生き生きと年齢の壁を越えて、たくましい。生きたいように生きると、世間は厚かましい人間と白い目で見るが、鈴さんの厚かましさは、チャーミングで賢い。演じていて、こんなに気持ちを高揚させてくれる役は初めてです。鈴さんに怒られないよう、厚かましく、可愛く、画面の中で存在したいと思います。

■宮沢氷魚のコメント
原作を初めて拝読した時から、この作品のほのぼのした世界観の虜になりました。日々生活をする中で、仕事や人間関係などのストレスや刺激物に身体と心が直面します。なかなか自分を労る時間を取れないのが現代の実情だと感じています。そんな中、この作品を通して「薬膳」で得られる健康について学ぶことができます。誰でも毎日の食事で気軽に実践できるので、楽しみながら「薬膳」に興味を持って頂ければ幸いです。

■原作者・水凪トリ氏のコメント
原作は1話16ページで心のままに描いたような漫画です。なので連続ドラマにするには難しいと思いましたが、上手に組み立ててくださっていて、放送されるのを今から楽しみにしています。雰囲気がぴったりの俳優さん方がどう演じてくださるのかはもちろん、薬膳のお料理や団地の様子も楽しみで。さとこのように健康に不安のある方々がご覧になって、少しでも気持ちが楽になるようなドラマになると良いと思っています。

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