2025年F1プレシーズンテスト マックス・フェルスタッペン(レッドブル) バーレーンでのF1プレシーズンテストが2月28日に3日目最終日を迎え、レッドブル・レーシングは、一日を通してマックス・フェルスタッペンにより2025年型マシン『RB21』のテスト作業を行った。フェルスタッペンはこの日参加した10チーム18人のドライバーのなかで、2番手タイムをマークして、開幕前のテストを締めくくった。
2回の赤旗中断があるなか、フェルスタッペンは開幕戦オーストラリアGPに向けてニューマシンを最適化するための作業に取り組んだ。C2タイヤでロングランペースをチェックした後、終盤にC3タイヤでプッシュラップを走り、一時トップに立ったものの、直後にジョージ・ラッセル(メルセデス)がそれより速いタイムを出したため、最終的にフェルスタッペンは2番手となった。
フェルスタッペンはこの日、ガレージ内にとどまる時間が比較的長く、周回数は81周にとどまった。
「今日はまずまずの一日だったと思う。いくつか小さな問題はあったけれど、全体的にはやりたいことをやり遂げた」とフェルスタッペンは言う。
「悪くはなかったと思うが、同時に、まだ少し取り組むべきことがあるのは確かだ。でもそれは想定内のことであり、今後も作業を続け、改善に努めていく」
「メルボルンに向けて、すべてのデータを調べることで、さらに学び、自分たちの位置を確認したいと思っている。全チームのペースの位置関係を知るのは難しい。僕たちにはまだやるべきことが残っている。オーストラリアでレースを再開するのを楽しみにしている」
テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、テストでのニューマシンに完全に満足できたわけではないが、方向性は正しいと感じたと述べた。
「予想していたほどスムーズなテストではなかったが、ここで問題を見つける方が後で見つけるよりはましだ。それこそがテストの目的であり、我々はマシンを理解するためにここにいる」
「天候は味方してくれず、このコースでは珍しいコンディションだった。そのなかで、マシンの潜在能力を探り、異なるセットアップにマシンがどのように反応するかを理解しようとした。ほぼそれを達成できたと思う」
「今の時点で、メルボルンのグリッド全体の序列を予想するのは非常に難しい。我々を含め、4つのチームがかなり速いように見える。ただ、我々は他のチームのことはあまり見ずに、自分たちのプログラムに集中しようとしていた」
「マシンが時々我々の期待どおりに反応しない時があったため、私としては完全に満足しているとはいえないが、正しい方向には進んでいる。ただ、その方向性への変化の大きさが、予想ほど大きくなかったかもしれない。それに関しては、開幕戦とそれ以降に向けた開発において取り組む必要がある」