
【写真】ジェームズ・ガン監督の新作映画『スーパーマン』超〈スーパー〉ティザービジュアル
本作は、アメコミヒーローの原点としてこれまで世界中で愛され続け、1978年に映画第一作が公開されて以降、これまで数多くの俳優によって演じられてきた〈スーパーマン〉の完全新作映画。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ(監督)、「アベンジャーズ」シリーズ(製作総指揮)などのジェームズ・ガン監督が手掛けた、DCユニバースの新たな幕開けとなる作品だ。
普段は大手メディアであるデイリー・プラネット社の新聞記者として平凡に働くクラーク・ケントにふんし正体を隠すスーパーマン(デイビッド・コレンスウェット)。そんな彼を人類の脅威と考え、陥れようとする最大の宿敵であり最高の頭脳を持った天才大富豪レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)に立ち向かう―。
東地宏樹は「初めてスーパーマンの吹き替えをさせてもらったのは、『スーパーマン リターンズ』です。小さい頃から見ていたので,クラーク・ケントを自分がやるとは不思議な感覚でした」と当時を振り返り、「その後に日曜洋画劇場で『スーパーマン』、深夜枠で『スーパーマン 2』も吹き替えさせていただき、ささきいさおさんで聴き慣れていたものですから、自分がやるなどおこがましいなあと、でもそれ以上に名誉なことだと思いました」と、1978年に公開されたクリストファー・リーヴが演じたスーパーマンの吹き替えについてもコメント。
改めて長きにわたるスーパーマンの歴史に思いをはせながら、「新作の『スーパーマン』。期待しかありません。映像も進化していますし、早く見たいです!」と期待を寄せ、スーパーマンというキャラクターについては、「スーパーマンは正義の味方のシンボル。とにかく戦争や紛争を解決してもらいたいです」と希望を込めたコメントを寄せた。
|
|
印象に残っているシーンについては、「特に印象に残っているのは、クラーク・ケントとしての葛藤を表現するシーンです。人間らしさと、ヒーローとしての強さ、その両方をどう表現するかが、一番の挑戦でしたね」と自身の吹き替えを振り返りながら、スーパーマンというキャラクターについては「スーパーマンは圧倒的な力を持っているのに、それを誇示することはなく、“普通の人々と共に生きる” ことを選んでいます。その葛藤や孤独感は、誰しもが感じる“自分の居場所を探す”というテーマに通じるものがあり、演じていてとても共感しました」とコメント。
そして今夏公開となるジェームズ・ガン監督による新たな『スーパーマン』については、「今夏公開の完全新作には、“現代の価値観に沿ったスーパーマンの在り方” を描いてほしいと思っています。これまでのスーパーマンは、“絶対的な正義”を象徴していましたが、現代の多様化する社会において、“悩み、迷いながらも正義を貫く” という“人間らしいヒーロー像”を見てみたいですね。また、“クラーク・ケントとスーパーマンの狭間での葛藤” をもっと深く描いてほしいです。劇場作品ですと、どうしてもスケールが大きくなってしまうので、強大な力を持ちながら、“人間として生きる苦悩” や “ヒーローとしての責任” をどう折り合いをつけていくのか。その葛藤を、繊細かつ丁寧に描いてくれることを期待しています」と、等身大の人間としての姿を見せながらも、スーパーヒーローとして戦う姿に希望を寄せている。
最後に、世界や人々にとってスーパーマンはどのような存在であってほしいかという問いに対しては、「スーパーマンは、“絶対的な正義の象徴” であると同時に、“希望の象徴” であってほしいと思っています。 圧倒的な力を持っていながらも、その力を “人を守るため” に使うという不変の信念を持っています。その姿勢が、世界中の人々に “正義とは何か” を問いかけ、“自分にできることは何か” を考えるきっかけになってほしいと願っています。また、スーパーマンは“変わらない普遍的な価値観” を体現する存在であってほしいと思っています。 時代や社会が変化しても、“正義”や“勇気”“希望”“愛情”といった価値観は不変のはずです。現実には、これらの価値観が曖昧になったり、揺らいだりすることがありますが、そんな時こそ、スーパーマンが人々に“正しいことを貫く勇気”を与えてほしいと思います」と語り、長年紡がれてきたスーパーマンの歴史を新時代のスーパーマンへとつなげた。
1年前のきょうは本作の撮影が開始された新生『スーパーマン』始動の記念すべき日。監督を務めるジェームズ・ガンは、DCユニバースの新たな幕開けとなる本作について「この映画はスーパーマン(クラーク・ケント)の人間性を描いています。彼は別の惑星から来たエイリアンであり、スーパーパワフルです。しかし、彼もまた感情やフィーリングを持った人間なんです。毎日目を覚まし、自分にできる最善の選択をして、時には失敗もします。予告編では分からない複雑なキャラクター性に、観客の皆さんは驚くと思います」と語っている。
|
|
映画『スーパーマン』は、今夏公開。