限定公開( 5 )
お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(52)が3月1日、テレビプロデューサー・佐久間宣行氏(49)のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」に出演。恩を感じている先輩芸人を明かした。
渡部は20年6月に女性スキャンダルが報じられ、芸能活動を自粛。謹慎期間中は一時芸能界を引退することも考えていたという。しかし、22年2月に自身の冠番組『白黒アンジャッシュ』(チバテレビ)でテレビ復帰すると、その後は主にネット配信番組などに出演。そして、23年12月に『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)で全国地上波復帰を果たした。
この日は「アンジャッシュ渡部の地獄で感じた優しさ BEST5」と題した企画で、渡部が完全復帰を目指して四苦八苦している時期に救ってくれた大物芸人5名とエピソードを発表。有吉弘行、千鳥、さまぁ〜ずなど大物芸人の名前が次々とあがるなか、2位に選ばれたのがくりぃむしちゅーの有田哲平(54)だった。
渡部は有田との関係性について、「元々僕は“有田 虎の穴”出身。塾生ですから。一個のものでどこまで遊べるか。ときには朝まで大喜利することもあったし、とにかくいろんなことを烏山時代に教えてもらった先輩」と、現在のお笑いのスタイルを確立させるに至った「千歳烏山軍団」時代からの仲だと告白。
千歳烏山軍団とは90年代後半、有田を中心にアンタッチャブルの山崎弘也(49)、X-GUNのさがね・まさひろ(54)、渡部などの芸人が集まっていた食事会で、有田の無茶ぶりにひたすら答えることでお笑いスキルを磨いていたという。
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続けて、渡部は「ちょっと距離はあったんですよ。ずっと遊んでたわけではなくて。騒動に入って連絡もなくて。そしたらある日、Abemaで有田さんが番組を始めて、『1回目は渡部さんで』って言ってるんですけど……っていうオファーがきて」と、突然有田から出演オファーがきたことを明かした。
この番組が『有田哲平の引退TV』(ABEMA)だった。22年に開始した同番組は、近い将来芸能界を引退すると表明した有田が「こいつはもういいだろう」と思うタレント、著名人をゲストに呼び、道連れにするために引退勧告を行う対談番組だ。
渡部は同番組について、「『(有田さんから)一緒に辞めましょう』って。『俺も辞めようと思ってるから、渡部一緒に辞めない?』っていう番組だったんですよ。これが今考えるとめちゃめちゃすごい良いフォーマット」と回想。
その理由を、「引退TVってことでいろんな話ができたんですよ。『自粛中何してたか?』とか、『なんで辞めたくないか?』とか『これからどうしていきたいか?』とかいう話を全部できるフォーマットになってんだなと思って」と述べると、佐久間氏も「最初に暴論を言ったことによって、こいつを辞めさせようと思っているっていうテイで聞けば批判がこない」と感心していた。
さらに、渡部は「結局それもあとから聞いたら、その番組やるのも『渡部がどういう形だったら復帰できるかな?』で作ってくれたんだって。番組まで作ってもらっちゃったっていう。もう、そういうありがたさ。『優しさ』とかいうレベルじゃないですね」と有田への感謝を述べていた。
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旧知の仲である渡部の窮地に密かに手を差し伸べていた恩人・有田。彼が数々の後輩芸人から慕われているのはこうした“男気”ゆえなのだろう。
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