フル参戦唯一のスズキGSX-R1000Rで勝利を目指す村瀬健琉。TEAM TITAN-TKR SUZUKIが2025年の体制発表/全日本ロード

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2025年03月03日 19:00  AUTOSPORT web

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TEAM TITAN-TKR SUZUKIの2025体制発表懇親会
 昨年誕生し、2年目のシーズンを迎えるTEAM TITAN-TKR SUZUKIが静岡県浜松市のスポーツバーで3月1日(土)に2025体制発表懇親会を行った。

 2022年、2023年と鈴鹿8耐でコラボレーションしたTEAM TKRと浜松チームタイタンが2024年より一体となり、全日本ロードレース選手権ST1000クラスにフルエントリー。ライダーの村瀬健琉を筆頭に、チーム監督、スタッフの多くがスズキの社員で構成されている。

 昨シーズンは、序盤2戦のノーポイントが響きランキングは12位とひとつ落としてしまったが、存在感のあるライディングを見せた。今シーズンは、全日本ロードフル参戦で唯一となったスズキGSX-R1000Rで孤軍奮闘する。

「2015年のSAC(スズキアジアンチャレンジ)で村瀬と出会い、今年は10年目の年になりました。レース環境だけでなく、昨年からは生活の環境も変わり、多くの方々のご協力もあり、スズキの正社員となりました。今シーズンも変わらず自分たちのベストを尽くして、日本のトップクラスから世界を見据えるという目標を忘れずに、中堅ライダーとして今年こそはST1000クラスで結果を出して行きます」とチーム代表の高橋淳一郎がコメント。

「今年で4年目のST1000参戦となりますが、まだまだGSX-Rのポテンシャルを引き出せていないことと、昨年は、不甲斐ない結果となってしまい反省しています。スズキや、多くのTKR関連スポンサー様の協力を得て、同年代のチームスタッフとともに、今年は最低表彰台と、年間ランキング5位以上を獲得できるように全力で取り組んで参ります。応援よろしくお願いいたします」とライダーの村瀬。

 チーム監督の上林隆洸は「2016年の鈴鹿でGSX-R600で参戦していた健琉が、転倒しすぎてスペアパーツをタイタンに借りに来たのが出会いでした(笑)。昨年のST1000のリザルトでは非常に悔しい思いをしたので、今年は何としてでも表彰台を獲得するという目標に向かって、大きなプレッシャーを感じながらも気を引き締めて活動していきます」と村瀬との出会いを懐古しつつ抱負を語った。

 また村瀬を支えるチーフメカニックの藤田翼は「健琉くんがどういう考え方、どういうスタイルでレースに取り組んでいるのかが、昨シーズンのレースを通して理解することができました。今年は車両としてもよりよい状態に作り上げて、健琉くんがしっかりと結果を残し、スズキを始め、サポートいただいている皆様に恩返しできるように取り組んでいきます」と気合いを入れる。

 また、チームメンバーや関連するスポンサー以外にもスズキからも多くの方々が応援に駆けつけ、昨年、TEAM SUZUKI CN CHALLENGEを率いた佐原伸一氏も出席した。「昨年の8耐TEAM SUZUKI CN CHALLENGEは、TEAM TITAN-TKRのスタッフにより、結果を出すことができました。ぜひ全日本の環境でレベルアップしながら、最低でも表彰台獲得を目指して全力を尽くしてください!」とコメント。

 スズキの田中強氏は「全日本フル参戦唯一となってしまったスズキGSX-R1000Rを必ず表彰台に導いて実力をアピールすべく頑張ってもらいたい。そしてこの環境で学んだことをスズキの開発や、今年のTEAM SUZUKI CN CHALLENGEにも活かして活躍の場を広げてもらいたい」と激励した。

 会場では今年の参戦概要をスライドで紹介。スズキアジアンチャレンジやチャンピオンを獲得したJ-GP3時代の活躍動画も上映された。最後にMFDの岡本章弘会長の激励と一本締めによって一致団結し2025年の体制発表懇親会を締めくくっていた。

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