米人気女優の溺死事故から5年…9歳息子は「ママを救えなかったと今でも罪悪感」元夫が初告白

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2025年03月04日 09:20  女子SPA!

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ナヤ・リヴェラと幼き日のジョージー君
※写真は米メディア『E! News』のX(旧ツイッター)より
 日本でも放送された米大ヒット青春ドラマ『glee/グリー』に出演し、人気を博したナヤ・リヴェラ。2020年7月、当時4歳だった息子ジョージー君と一緒に訪れた米カリフォルニア州の湖で行方不明になり、その後死亡が確認された。

 あれから5年、ナヤの元夫ライアン・ドーシーが雑誌のインタビューに答え、ジョージー君が「ロープを投げることができずママを助けられなかった」と罪悪感を抱いていること、そして彼女が溺れる前に発した最期の言葉を明かした。

◆ママは自分の名前を呼んで、そのあと湖に沈んだ

 元妻のナヤを失った悲しみがなかなか癒えず、5年前の出来事について公に語ることはあまりしてこなかったというライアン。そんな彼が2月、米ピープル誌のインタビューに答え、9歳になったジョージー君との暮らし、そしてあの事故が起きた日について語った。

「息子が何度も何度も言っていることがある。ママを助けようと、救命いかだを探した。それでロープを見つけたけど、その上に大きなクモがいて、怖くて投げられなかったんだと」
「自分はそのたびに息子にこう言い聞かせている。『そのロープはそんなに長くなかったんだよ』ってね」

 当時まだ4歳だったジョージー君だが、そのときの状況を憶えているそうだ。その日は風が強く、水に入るのを怖がっていたところナヤが安心させてくれたが、水に入ってしばらくするとボートに戻るようにナヤから言われたという。

 ジョージー君によると、彼自身はタンクをつかむなどして、なんとかボートに上がれたが、その直後にナヤが水面下に沈んでゆくのを目の当たりにしてしまったという。

「ママが最後に言ったのは自分(ジョージー君)の名前だったと。その後沈んでゆき、見えなくなったと言っていた」
「息子が母親の最後の瞬間を目撃しなければならなかったなんて、信じられないよ」

◆「防げる事故だった」

 2020年7月、ジョージー君を連れて、米西部カリフォルニア州のピルー湖を訪れたナヤ。そこでボートを借りて、湖に泳ぎに出たという。ところが、途中でボートが流されていることにナヤが気づき、ジョージー君をボートに戻したが、自身は力尽きて溺れてしまったとみられている。
 
 ジョージー君は漂流したボートの上でひとり眠っているところを発見された。しかしナヤは、5日間の捜索の後、湖の奥地で遺体で発見された。

 ナヤがピルー湖で借りたボートは、浮き具や救命装置を整備しておらず、国の沿岸警備上の安全基準に達していなかったことが指摘された。ライアンをはじめ遺族は「防げる事故だった」として、湖があるカリフォルニア州ベンチュラ郡と同郡の公園リクリエーション管理局らを相手どり訴訟を起こしたが、2022年に和解した。

◆4年で離婚も…やり直して、2人目の子も望んでいた

 ナヤがこの世を去ってからも、誕生日や母の日には亡き妻にメッセージを送り続けているライアン。今年1月の彼女の誕生日にも、夫婦のツーショット写真とともに、愛と切なさの詰まった言葉を投稿。「天国でハッピーバースデー。君がいなくなってから5回目の誕生日。どうしてあんなことになったか今でも毎日考える」と悲しみの胸中を明かしつつも、息子のために頑張っていると報告している。

 ライアンとナヤは2014年に結婚。ほどなくしてジョージー君が生まれたが、夫婦関係は不安定だったとされている。ナヤは、2016年と2017年の2度にわたり、離婚を申請。結局、2018年に離婚が成立した。ただ、別れてからも2人の関係は良好で、ジョージー君の子育てで協力し合っていたという。

 ピープル誌とのインタビューでは、「僕たちはもう1度やり直そうとしていた。2人目の子も望んでいた」と打ち明けたライアン。さらに、2017年にライアンへのDV容疑でナヤが逮捕されたことについて、「近いうちに回顧録を出版し、そのとき起きたことをしっかり説明するつもり」とも明かした。

◆母親を恋しがって泣く息子に「理由もなく悪いことは起こる」

 ときに、母親を恋しがって泣くジョージー君を抱きしめながら、「人生はフェアじゃないよね。理由もなく悪いことは起こる。良い人間になれるよう、ただベストをつくすんだ」と言い聞かせるというライアン。「起きた出来事全てに理由があるとは思わない。息子になぜママがいないのか。その理由さえ思いつかない」とつらい胸の内を打ち明けている。

 仕事と父親業を両立する大変さ、シングル親の経済的な苦労も包み隠さず語っているが、その一方で親子の心境に変化があったとも。最近、ジョージー君が新たなママと兄弟を希望するようになったといい、ライアンも「簡単なことじゃなけど」としながらも、前向きに考えているようだ。

 とはいえ、ライアンにとって最も重要なのは、ナヤの記憶を大事にしながら、ジョージー君と日々楽しく暮らしていくことだそう。

 今年9月には、10歳の誕生日を迎えるジョージー君のために、ナヤも喜んでくれそうな盛大なバースデーパーティーを開こうと計画しているそうだ。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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