東海 今日4日は雪エリア拡大 静岡県は山地で大雪か 雪の見通し 交通障害に注意

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2025年03月04日 13:35  日本気象協会

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日本気象協会

東海 今日4日は雪エリア拡大 静岡県は山地で大雪か 雪の見通し 交通障害に注意

東海地方は、今日4日は雪の降るエリアが広がるでしょう。静岡県の山地では、今夜(4日)から明日5日朝にかけて、大雪となる所がある見込みです。高速道路などの予防的通行止めや鉄道の遅延など、影響が出る恐れがあります。



●今日4日は雪の降るエリアが拡大


今日4日の東海地方は、昨日3日と比べて、各地で気温が大幅に低くなっています。静岡県の御殿場市を見ますと、正午の気温は1.1℃を観測しています(昨日3日は5.0℃)。昨日3日は、雨やみぞれで降っていた地域でも、今日4日は、寒気の影響を受けて、降り始めから雪になる所があるでしょう。

明日5日にかけて、前線上の低気圧が本州南岸を東へ進むため、今夜(4日)にかけて、広い範囲で雪や雨が降る見込みです。静岡県の山地では、明日5日朝にかけて大雪となる所がありそうです。予想より地上気温が低くなった場合や降雪が長引いた場合には、東部の山地では警報級の大雪となる可能性があります。


●予想降雪量


【静岡県 予想される24時間降雪量 多い所で】

今日4日午前6時から明日5日午前6時まで
中部 山地 15センチ
西部 山地 5センチ
東部 山地 20センチ
伊豆 山地 15センチ
東部 平地 1センチ

静岡県では、大雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒し、電線や樹木への着雪に注意が必要です。山沿いを通られる方は、冬用タイヤを必ず装備し、ノーマルタイヤでの運転は控えるようにしてください。
愛知県や岐阜県、三重県では、山間部や内陸部で雪の降る所があるでしょう。湿った雪のため積もる量はそれほど多くありませんが、路面状況の悪化に注意してください。岐阜県の積雪の多い地域では、引き続き、なだれにも注意が必要です。


●雪や雨はいつまで? 6日(木)にかけての見通し


【明日5日】
雪や雨は、未明や明け方には、一旦やむ所が多くなるでしょう。雪や雨のピークは過ぎますが、日中もスッキリせず、雨の降る所がある見込みです。ただ、低気圧が東海地方に近づくにつれて暖かな空気が入るため、静岡県の山地の雪も、雨に変わりますが、路面状況の悪化に注意してください。
夜には、前線や低気圧が東海地方から遠ざかり、広い範囲で晴れ間が戻りますが、西高東低の気圧配置に変わるため、岐阜県の飛騨北部を中心に雪が降る見込みです。
【6日(木)】
西高東低の気圧配置となるため、岐阜県の飛騨北部を中心に、雪が降りそうです。また、静岡県の中部や東部、伊豆では、風の収束に伴い雲が広がりやすいでしょう。午後は、雪や雨が降り、山地では再び、積雪となる所がある見込みです。

気温変化が大きく、標高の高い山地を中心に、雪か雨かの天気変化に注意してください。


●雪道でのノーマルタイヤの危険性


雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。



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  • 都市部でも昨日から雨続きだが 一つだけいいのは天気が悪いと いつも高齢者であふれてる町医者が空いてること。いつもの半分以下の時間ですんだ。
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