
【写真】『ばけばけ』新たな出演者を写真でチェック!
寛一郎が演じるのは、トキのお見合い相手の山根銀二郎。鳥取県因幡の貧窮足軽の次男として生まれ、極貧生活の中で育つ。厳格な父のしつけのもと、時代が変わってもなお、武士としての生き方を貫いていた。トキとお見合いすることになる。趣味は浄瑠璃や怪談で、読むことも語ることも楽しみのひとつ。
「個人的には、これまで時代劇に携わる機会が多かったのですが、明治時代を舞台にした作品は今回が初めてで、とても新鮮な気持ちで臨んでいます。急速な近代化によって社会が混乱し、旧来の価値観を持つ人々との対立が際立った明治初期。そんな時代の変化を見つめながら、主人公・トキが懸命に生き抜く姿が、楽しくもどこか切なさを秘めた、時代の空気を感じさせる物語となっており、脚本を大変楽しく読ませていただきました。私が演じる役は、武士階級の没落によって貧しい家に生まれ、お見合い相手として主人公・トキに出会う人物です。彼は誠意にあふれ、洞察力があり、周りへの配慮を忘れない澄んだ心の持ち主です。作品の一部になれるよう、頑張ります」と意気込みを寄せている。
円井わんは、トキの幼なじみの野津サワを演じる。元下級武士の娘で、貧しい家に生まれ、いつか不自由ない生活を夢見る家族の期待を一身に背負いながら育つ。安定した生活を手に入れるため教師を志す。ちょっと変わったトキのことをありのまま受け入れ、唯一無二の親友である。
「誰かを思い、信念を背負い、トキともまっすぐに向かい合うたくましい人だと思います。夢を追う中でその夢が時に仇(あだ)となる部分も我々には少なからずあるはずで、その希望さえも絶望を生み、恨んでしまう日もある。『ばけばけ』を通して、サワを通して、特別になんてなろうとしなくて良い。あなたはあなたで、もうとっくにすば らしいの だからと伝えていきたいと思っています」とコメントを寄せた。
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「脚本のふじきさんが『何も起きない物語を書いています』とコメントされていて、わたしはこのチームの中に入った途端、『いやそんなことない、めちゃめちゃ起きてる!!!』と思いました。でも実際、自分自身に起きた大きいように感じる出来事って、案外ハタから見たらそうでもないことだったりするものです。それが今回のキャラクターたちがドタバタと問題を起こすことで、愛らしく見える作品なんだなぁ、すごいや。『ばけばけ』に出演させていただくことは、ひとつの夢でありました。ありがたく楽しませていただきます!」と喜びのコメントが届いている。
朝ドラ初出演となる佐野史郎は、島根県知事・江藤役。島根をこよなく愛し、島根を日本が誇る一流の県へ押し上げようと情熱を燃やす知事。これからの時代を担う若者たちには英語教育の充実が不可欠だと考え、本場の外国人教師を求めていた。県の未来を切り開くべく、ヘブンを島根に招く。
「島根県知事役をとお声がけいただきワクワクするのと同時に、松江出身の俳優として責任の重さを感じています。松江では“ヘルンさん”と親しまれている小泉八雲とセツの2人を引き合わせた水先案内人でもあるのですから。当時の知事であった籠手田安定は、前任が彦根の知事にあたる役職で彦根城を解体から守った人物。朝ドラ出演は初めてですが、大河ドラマ『西郷どん』で彦根藩主、井伊直弼を務めたことも思い返され、浅からぬ因縁を感じています」と語っている。
今回の発表を受け、主演の高石は「キャストの皆さんのお名前を拝見した時に驚きました。いつかご一緒出来たらとひそかに思っていた方々だったので、まさかこのような形で『ばけばけ』の世界を一緒に生きていけるなんて夢にも思っていませんでした。不思議で特別なご縁を感じています。トキを支える身近な人たちがこのような方々で、トキとしても私としても本当に心強く、何より撮影が楽しみです!!」とコメントを寄せている。
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※高石あかりの「高」は正式には「はしごだか」
※キャスト・制作統括のコメント全文は以下の通り。
■起用にあたって/制作統括・橋爪國臣
寛一郎さんが演じる山根銀二郎は、トキのお見合い相手です。トキと同じように明治に時代が移り変わっていく中で没落していった士族の一人です。貧しく苦しい状況の中でも、まっすぐでピュアな心を持っている人物です。寛一郎さんは、そんなまっすぐな思いを受け止め、より魅力的で立体的に表現していただけると思いオファーしました。トキと銀二郎のほほえましいやりとりが、とても楽しみです。
円井わんさんは、芝居力に魅了されました。キャラクターそのものをリアルに生きることができる方だと思います。何としても『ばけばけ』に出演していただきたいと思いました。サワはトキと似ているけどちょっと違う時代の壁に翻弄されていきます。2人が通じ合うときもあれば、そうでないときもあるでしょう。円井さんが生きるサワの人生と、高石さんのトキがすてきに交わることを期待しています。
さとうほなみさんは、これまでドラマや舞台などで拝見して、いつかは出演していただきたいと思っていました。なみは、もしかするとこのドラマの中で一番つらい境遇にあるかもしれません。でも、明るくたくましく生きています。さとうほなみさんは、その明るさの中に、背負った業や、秘めた悲しみも表現できる方です。なみが深く愛せるキャラクターになると思います。
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